...ながくわが家のものとして使用しようなどの下心からではない...
太宰治 「春の盗賊」
...ひともうけしようという下心からであったかも知れぬ...
太宰治 「ロマネスク」
...妹は給血者を求める下心から彼等に知らせようと云い出したのであること...
谷崎潤一郎 「細雪」
...(ヘッベルが常にいかにもして天才の面影をそなえようという下心からもったいぶってることを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分のためにする下心からではなかったが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...四この日も例によって例のような話が出るだろうという下心から...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...あなたをだまそうという下心からそうなったことではなくて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...そんなさもしい下心からでは更々ないが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...そういう種類のことで彼女たちを牛耳(ぎゅうじ)ろうという下心から...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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