...彼の言葉には下心があると気づいた...
...彼女は私がおごるという下心でデートに誘ってきた...
...下心を持って接近する人が多く、信頼できる人を見極めるのが難しい...
...上司の言動には、部下への指示というよりも下心が感じられる...
...下心を持ってアプローチすると、相手に敬遠されることがある...
...この夜おとよは下心あって自分から風呂もたててしまいの湯の洗濯にかこつけ...
伊藤左千夫 「春の潮」
...息の根を止めて殺してやろう下心...
太宰治 「鬱屈禍」
...別ないやらしい下心でもあるみたいなへんな言ひ方をするんだもの...
太宰治 「お伽草紙」
...姉さんと俊雄君と三人で此のトランプで遊ぼうという下心...
太宰治 「正義と微笑」
...菊を作つて売らう等といふ下心のある人たちとは...
太宰治 「清貧譚」
...妙子の身に万一の危険が迫った場合には自分が真っ先に駈(か)け付けようと云う下心を...
谷崎潤一郎 「細雪」
...自分もいつかは名取にして貰おうと云う下心がないでもなかったのに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...いっそ奥様になりたいという下心でおられるかもしれないと思うからでございますよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼らはなんの下心もなしにただ愉快だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...姪といふことにして呼び込み度い下心は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼重井(おもい)の変心を機として妾を誑惑(たぶらか)さんの下心あるが如くなお落ち着き払いて...
福田英子 「妾の半生涯」
...初から開国の下心があつて...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...八この話をする私の一つの下心(したごころ)は...
柳田国男 「海上の道」
...其のまことの下心は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...向うの下心ばかりがいやに眼につく...
横光利一 「欧洲紀行」
...かくあるべき下心でいたのか...
吉川英治 「江戸三国志」
...おのれ漢朝の世代を継いで皇帝を名乗らんとする下心にちがいない」早くもこういう見解が...
吉川英治 「三国志」
...下心やも計りがたいぞ」と...
吉川英治 「私本太平記」
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