...下城して来た斉彬は...
直木三十五 「南国太平記」
...駕籠擦りあう登城下城の混雑を見さだめ...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...下城して和泉門を出ると...
山本周五郎 「いさましい話」
...こう考えたので、黒書院をさがるといちど役所へ寄り、支配と事務のうちあわせをして、すぐに下城した...
山本周五郎 「いさましい話」
...もう燈をいれる時刻だと思っていると下城したばかりの身なりで兄がはいって来た...
山本周五郎 「おばな沢」
...お役があきしだい下城して...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...午(ひる)の弁当をつかわずに下城した...
山本周五郎 「つばくろ」
...ずっと御用が多いため下城はいつもおくれがちであった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...ではあとで来る」六その日は定刻を二時間も過ぎてから下城した...
山本周五郎 「はたし状」
...良平の登城下城は平常にかえった...
山本周五郎 「めおと蝶」
...すぐにも下城しそうな足取りで...
夢野久作 「名君忠之」
...腑(ふ)に落ちないで下城しました...
吉川英治 「江戸三国志」
...さしもの下城(かひじょう)も...
吉川英治 「三国志」
...下城中(かひじょうちゅう)...
吉川英治 「三国志」
...しかるのち下城(かひじょう)の関羽と掎角(きかく)の形をとって...
吉川英治 「三国志」
...――兵の分かちよう、道々の推行(すいこう)(行軍のこと)などは、夕刻下城のせつ、書きものに認(したた)めて、浅野弥兵衛に渡してあるゆえ、浅野弥兵衛について、さしずを聞けと申せ」「はっ」「待て待て...
吉川英治 「新書太閤記」
...城主の失踪(しっそう)! 備前児島の城は、一時、城下城内ともに、覆(くつがえ)るような騒ぎであった...
吉川英治 「親鸞」
...夜になっても下城しなかった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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