...天下口を斉うして之に反するも...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...皈り途の按摩さんには下口になる...
泉鏡花 「遺稿」
...私(わっし)は下口(おりくち)まで追掛(おっか)けたが...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...(廊下口のベルが鳴る)リンデン (立ち上りながら)ベルが鳴ります...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...顫(ふる)へる下口びるを噛みしめ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...あの廊下口から出て行ってしまったものに相違ありますまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして、ついと立って、廊下口を出て、奥の方へ進んで行った...
夏目漱石 「門」
...仕舞(しまひ)に一人(ひとり)の僧(そう)が廊下口(らうかぐち)からぬつと現(あらは)れた...
夏目漱石 「門」
...室(へや)の隅(すみ)の廊下口(らうかぐち)の眞正面(ましやうめん)へ來(き)て着座(ちやくざ)した...
夏目漱石 「門」
...廊下口(らうかぐち)を出(で)て...
夏目漱石 「門」
...廊下口から上つて行くと...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...ただ今お見えになりまして……敏行 (足音をさせて廊下口から入って来て)やあ...
三好十郎 「樹氷」
...いそいで廊下口から賄所のほうへ出ていった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...そいつを通しちゃご城下口に頑張っている由良の身内の名折れだ」と伝わると...
吉川英治 「剣難女難」
...廊下口へ来てこう取り次いだ...
吉川英治 「剣難女難」
...松並木の見通せる城下口の道(みち)の辺(べ)である...
吉川英治 「新書太閤記」
...池の下口での合戦では...
吉川英治 「新書太閤記」
...城下口の駅伝問屋に命じて...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索