...彼は下卑介な態度をとっていた...
...下卑介な発言をしたことで、周りの人々から嫌われた...
...彼女は下卑介な男性を好む傾向がある...
...下卑介な人間には友達もできない...
...下卑介な行為は人間らしくないとされている...
...わたしの文章の著想(ちゃくそう)からいうと文体が下卑ていて「車を引いて漿(のり)を売る人達」が使う言葉を用いているから...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...画品などというものは、捜し廻っても何処にもありはしません、下卑た品のない、薄ッぺらなけばけばした絵ばかり目につきます...
上村松園 「帝展の美人画」
...それはすこし下卑(げび)た話だ...
海野十三 「赤外線男」
...俳句は町人のごとく下卑(げび)て賤(いや)しきもの...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...竹内先生の方は少し下卑ていると言っていた...
高村光太郎 「回想録」
...その男というのがあの下卑た阿片窟のあるじで...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「唇のねじれた男」
...新妻の友達に下卑(げび)ていながら妙に女の気に入る医者があって主人をば精神病の患者と診断し新妻は以後主人を狂人扱いにする...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...こう云う下卑(げび)た料簡を起さずに...
夏目漱石 「坑夫」
...やや下卑(げび)ていたこともたしかだった...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...下卑(げび)た薄笑いを湛えて...
火野葦平 「糞尿譚」
...何故なら頑丈な先生は少し下卑(げび)てゐたし...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...経歴なんて下卑(げび)た勘ぐりはしませんでした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...ようあんな下卑(げび)たことを大きな声で喋舌(しゃべ)ってげらげら笑っておられると愛想が尽(つ)きてしまう...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...下卑(げび)切ッた口調になって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...氣は利いてゐるが下卑(げび)でゐる...
三島霜川 「平民の娘」
...それも總括的に文藝其物に就てでなく新聞紙の如きあらゆる階級に――階級といつても上下卑賤を指(さす)のではない...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...何もかも乱脈で下卑ている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何という下卑たまた馬鹿げた仕事であろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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