...彼は下卑介な態度をとっていた...
...下卑介な発言をしたことで、周りの人々から嫌われた...
...彼女は下卑介な男性を好む傾向がある...
...下卑介な人間には友達もできない...
...下卑介な行為は人間らしくないとされている...
...たぶん戦争で受けた傷だろうと思う口のそばの大きな傷あとを妙に下卑て動かしながら...
大杉栄 「日本脱出記」
...その男というのがあの下卑た阿片窟のあるじで...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「唇のねじれた男」
...下卑た凸額(おでこ)の下に...
豊島与志雄 「悪夢」
...その下卑(げび)た騎士道...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...下卑た――」お由羅が...
直木三十五 「南国太平記」
...おそろしく下卑(げび)た太い声でわめき出したのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等の下卑で、淺薄で、迷信が強くて、無邪氣で、狡猾で、無欲で、強欲で、殆んど余等(今の文壇の作家を悉く含む)の想像にさへ上りがたい所を、あり/\と眼に映るやうに描寫したのが「土」である...
夏目漱石 「「土」に就て」
...そう下卑(げび)た行の出来るはずはないから...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...話があんまり下卑(げび)てゐるので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何故なら頑丈な先生は少し下卑(げび)てゐたし...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...こっちには下卑た連中がうようよしている物陰があるし...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...あとで下卑た自分の好奇心を呪いなさい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...下卑(げび)た小顔がテーブルのドミノ牌(パイ)のように蒼白だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...経歴なんて下卑(げび)た勘ぐりはしませんでした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...下卑(げび)切ッた口調になって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そこいらの好みがアカぬけしていて下卑たケバケバしい所が無い...
三好十郎 「肌の匂い」
...おいらはおまえのような下卑(げび)たやつとは心のみがき方(かた)がちがっている...
吉川英治 「神州天馬侠」
...見るからに下卑た中年の夫婦者である...
若山牧水 「熊野奈智山」
便利!手書き漢字入力検索