...彼は下卑介な態度をとっていた...
...下卑介な発言をしたことで、周りの人々から嫌われた...
...彼女は下卑介な男性を好む傾向がある...
...下卑介な人間には友達もできない...
...下卑介な行為は人間らしくないとされている...
...もっともっと露骨(ろこつ)で下卑(げび)ている...
海野十三 「什器破壊業事件」
...竹内先生の方は少し下卑ていると言っていた...
高村光太郎 「回想録」
...下卑(げび)たその文句に聴(き)き惚(ほ)れていた...
徳田秋声 「足迹」
...同じあんたを形容するにしてもその言いしがじつに下卑てましてねえ! あなたはとにかく紳士に違いないし...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...下卑た――」お由羅が...
直木三十五 「南国太平記」
...オレの下駄だってえばよう」下卑た声が甚だしい耳ざわりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...わが雲助こそは、天真流露の自然児であるのに、かの折助は、下卑た、下等な、安直な、そのくせ小細工を弄(ろう)する人間の屑である...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等の下卑で、淺薄で、迷信が強くて、無邪氣で、狡猾で、無欲で、強欲で、殆んど余等(今の文壇の作家を悉く含む)の想像にさへ上りがたい所を、あり/\と眼に映るやうに描寫したのが「土」である...
夏目漱石 「「土」に就て」
...彼等の下卑で、浅薄で、迷信が強くて、無邪気で、狡猾(こうかつ)で、無欲で、強欲で、殆(ほと)んど余等(今の文壇の作家を悉(ことごと)く含む)の想像にさえ上りがたい所を、ありありと眼に映るように描写したのが「土」である...
「『土』に就て」
...この世で善行をしようという下卑た考と一般の論法で...
夏目漱石 「倫敦消息」
...そう下卑(げび)た行の出来るはずはないから...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...あがったら十両やる」西貝は下卑っぽく...
久生十蘭 「金狼」
...いっそう下卑たものに変った...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...下卑た感情や怒りなど不釣り合いな場所なのに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...氣は利いてゐるが下卑(げび)でゐる...
三島霜川 「平民の娘」
...フロッシュ君が下卑た事を遣れと云ったじゃないか...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...下卑た、いやらしいことには違いない...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...ことばが少し下卑ている...
吉川英治 「江戸三国志」
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