...彼は下卑介な態度をとっていた...
...下卑介な発言をしたことで、周りの人々から嫌われた...
...彼女は下卑介な男性を好む傾向がある...
...下卑介な人間には友達もできない...
...下卑介な行為は人間らしくないとされている...
...下卑(げび)なさんな...
泉鏡太郎 「十六夜」
...画品などというものは、捜し廻っても何処にもありはしません、下卑た品のない、薄ッぺらなけばけばした絵ばかり目につきます...
上村松園 「帝展の美人画」
...俳句は下卑(げび)た賤(いや)しきものとそう考えておりました...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...しかもこんな下卑(げび)た環境のところにおられるんです?」「翼屋になんぞと仰しゃるんですか? ですがもう一週間もすれば...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...下卑た――」お由羅が...
直木三十五 「南国太平記」
...新妻の友達に下卑(げび)ていながら妙に女の気に入る医者があって主人をば精神病の患者と診断し新妻は以後主人を狂人扱いにする...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...わが雲助こそは、天真流露の自然児であるのに、かの折助は、下卑た、下等な、安直な、そのくせ小細工を弄(ろう)する人間の屑である...
中里介山 「大菩薩峠」
...下卑て狂気じみた其の底部との対照に――之等は...
中島敦 「光と風と夢」
...彼等の下卑で、淺薄で、迷信が強くて、無邪氣で、狡猾で、無欲で、強欲で、殆んど余等(今の文壇の作家を悉く含む)の想像にさへ上りがたい所を、あり/\と眼に映るやうに描寫したのが「土」である...
長塚節 「土」
...こう云う下卑(げび)た所に直覚の二字を濫用(らんよう)しては済まんが...
夏目漱石 「坑夫」
...彼等の下卑で、淺薄で、迷信が強くて、無邪氣で、狡猾で、無欲で、強欲で、殆んど余等(今の文壇の作家を悉く含む)の想像にさへ上りがたい所を、あり/\と眼に映るやうに描寫したのが「土」である...
夏目漱石 「「土」に就て」
...下卑(げび)た事ばかりやってる...
夏目漱石 「二百十日」
...自分の細君にそうした下卑(げび)た真似(まね)をさせたくなかった...
夏目漱石 「明暗」
...下卑(げび)た品(しな)を作り乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あがったら十両やる」西貝は下卑っぽく...
久生十蘭 「金狼」
...更に上下卑賤とは文藝を解すると否とを標準として決する區別だと説明してゐるが...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...そこいらの好みがアカぬけしていて下卑たケバケバしい所が無い...
三好十郎 「肌の匂い」
...下卑た、いやらしいことには違いない...
山本周五郎 「五瓣の椿」
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