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饗庭篁村 「木曾道中記」
...階子段(はしごだん)の下り口で...
泉鏡花 「薄紅梅」
...立ち上つてはしご段の下り口まで行つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...下り口から下をのぞいてゐたが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...渠がからだの中心を失ひかけたほどそそくさと下り口まで行つた時...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...」氷峰は捨てぜりふの樣に云つて下り口の方へ行く...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...階段の下り口へ突進した...
海野十三 「疑問の金塊」
...穴倉(あなぐら)へつづくあの下り口まで...
海野十三 「少年探偵長」
...顔を赧(あか)くしながら階段の下り口でウロウロした...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そこで燒栗を買つた義男はそれを食べながら崖の下り口に立つて海のやうに闇い三河島の方を眺めてゐた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...ちょうど坂の下り口のところに立ったまま黙然としていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...必ず相当の下り口があるに相違ない」「誰か土地の案内者を頼めばよかったなあ」そうして三人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...階段の下り口のところに葉巻の灰が落ちている...
久生十蘭 「魔都」
...その下り口、石欄の前に在って、両基の大理石水瓶により見分けられる...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...はしごの下り口まで出て行った...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その坂の下り口の右側に...
宮本百合子 「犬三態」
...白鬚の渡場への下り口にさしかかると...
宮本百合子 「九月の或る日」
...旦那……」屏風坂(びょうぶざか)の下り口...
吉川英治 「剣難女難」
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