...途中で――殊に針ノ木谷を下りる途中――気持のいい所がある度ごとに長いこと休んで駄弁ったのと...
石川欣一 「可愛い山」
...その下りる方へ半町ばかりまた足探り試みたのであるが...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...階子段(はしごだん)を下りる音...
泉鏡花 「婦系図」
...その電線は床を匍って一階へ下りる階段の方へ続いていたが...
海野十三 「階段」
...やむなく西道を下りることにしたのだった...
海野十三 「少年探偵長」
...おやと思つて、あとしざりをして屋根の上を見ますと、小さな一ぴきの小猫が、前後も考へないで冒険して、その高屋根の上までのぼつたものゝ、下りるには、足がゝりがないために、ミヤオミヤオと人のたすけをもとめてゐるらしいのです...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...中庭へ下りる段々に腰をかける...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...そう云えば新橋で下りる人もかなりあった...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...逃がすな」裸虫どもは続いて飛び下りる...
中里介山 「大菩薩峠」
...多分この辺で下りるだろうと思うと...
中里介山 「大菩薩峠」
...大阪へ下りるとすぐ彼を訪(と)うたのには理由があった...
夏目漱石 「行人」
...そうして下りるに従って路へ水が溜って来た...
夏目漱石 「坑夫」
...急いで石段を下りるために手を振るごとに動く様を後から無言のまま注意して眺(なが)めた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...馬車を見捨てた所からだらだらと坂を下りると...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...前田栄五郎はトラックを下りると...
久生十蘭 「魔都」
...あとは綱を断たれた野獣のような猛々しさを取り戻して長い階段を一気に駈け下りるのであった...
本庄陸男 「白い壁」
...会わないうちは山を下りるものか」「図々しいなあ...
吉川英治 「新書太閤記」
...(こりゃ思ったよりずっとずっと素敵なもんだぞ)(俺はこの風景をクルクル廻しながら飛下りるんだ)(その黙りこくった世界には...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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