...そのからだはどんなところにでもごろ付かせて置けばいいのだと云ふ下ごころがあつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...わが下ごころ看破されぬようしみじみ相談持ち掛けたところ...
太宰治 「創生記」
...祕密な下ごころがあって...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...おのれが十二万五千石の家督をとりたき下ごころがあり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...そこを指して押し出す下ごころを知り抜いている雪之丞...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その何ものにか眷恋とした下ごころに於て...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...新大納言に謀叛(むほん)の下ごころがあることを...
吉川英治 「親鸞」
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