...彼のプロポーズは上首尾に受け入れられた...
...昨日の試合は上首尾に勝った...
...仕事が上首尾に進んでいる...
...今回の旅行は上首尾に計画通りに行った...
...上司とのやりとりが上首尾にいかない場合がある...
...上首尾であったと云わなければならない...
谷崎潤一郎 「細雪」
...陛下のご依頼を上首尾な結果に終わらせることが出来ませんでした...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...萬事はじつに上首尾なんですよ!」「すると...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...さる下心をいだいて婦人に近づいて來る都會の氣障男に上首尾を約束する...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...六いよいよ藩地の松山へ帰ったが、今回は一昨年江戸から帰った時と違い、父も上首尾で、お目付という権勢のある役となっていたのであるから、借家などはせないで、既に一の邸を賜わり、それを親類の者が掃除などして待受けていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...上首尾」と言った声は...
中里介山 「大菩薩峠」
...サッとあがる飛沫、ものものしい緊張の一瞬!こうして、上首尾の時は、輝く大鱗が、河原へ引き上げられる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...合図をして御覧なさいよ」「合図」「赤い扱帯(しごき)が〈万事上首尾...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...木片か何んか――」この實驗は思ひの外上首尾に行きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今上首尾だということから特別の結論を引出してはいけない...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...ソレカラ何処(どこ)かで法螺(ほら)の貝を借りて来て、面(かお)を隠して二人(ふたり)で出掛けて、杉山が貝を吹く、お経の文句は、私が少年の時に暗誦(あんしょう)して居(い)た蒙求(もうぎゅう)の表題と千字文(せんじもん)で請持(うけも)ち、王戎簡要(おうじゅうかんよう)天地玄黄(てんちげんこう)なんぞ出鱈目(でたらめ)に怒鳴(どな)り立てゝ、誠に上首尾、銭(ぜに)だの米だの随分相応に貰(もらっ)て来て、餅を買い鴨を買い雑煮(ぞうに)を拵(こしら)えてタラフク喰(くっ)た事がある...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「上首尾だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...僕は軽妙な社交術に長じて居らぬから今回の計画はおそらく上首尾には行くまいと思ふのだ...
牧野信一 「変装綺譚」
...上首尾に――」「おお...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...最後に広目屋(ひろめや)の楽隊を三畳の座敷へ押し籠め、小窓からブリキ製の大ラッパで吹き込ませたが、これは上首尾、越後獅子と三番叟(さんばそう)がいとも賑やかに再生する...
山本笑月 「明治世相百話」
...御亭主の武運は、まず上首尾よ...
吉川英治 「新書太閤記」
...お越し下さい」上首尾と...
吉川英治 「源頼朝」
...」芝居は上首尾で運んでゆきました...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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