...彼のプロポーズは上首尾に受け入れられた...
...昨日の試合は上首尾に勝った...
...仕事が上首尾に進んでいる...
...今回の旅行は上首尾に計画通りに行った...
...上司とのやりとりが上首尾にいかない場合がある...
...叔父のすやすやは、上首尾で、並べて取った床の中へ、すっぽり入って、引被(ひっかぶ)って、可(いい)心持に寝たんだが...
泉鏡花 「歌行燈」
...六条伯爵家を上首尾で辞し去ったまでは判っています...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...おもいのほかの上首尾(じょうしゅび)でござりますから...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...私よりも津村に取って上首尾(じょうしゅび)を齎(もたら)した訳である...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...萬事は上首尾なんですから...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...(上首尾に行った)心臓の烈しく打つのを押えながら...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...萬事上首尾といふ意味を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今上首尾だということから特別の結論を引出してはいけない...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...ソレカラ何処(どこ)かで法螺(ほら)の貝を借りて来て、面(かお)を隠して二人(ふたり)で出掛けて、杉山が貝を吹く、お経の文句は、私が少年の時に暗誦(あんしょう)して居(い)た蒙求(もうぎゅう)の表題と千字文(せんじもん)で請持(うけも)ち、王戎簡要(おうじゅうかんよう)天地玄黄(てんちげんこう)なんぞ出鱈目(でたらめ)に怒鳴(どな)り立てゝ、誠に上首尾、銭(ぜに)だの米だの随分相応に貰(もらっ)て来て、餅を買い鴨を買い雑煮(ぞうに)を拵(こしら)えてタラフク喰(くっ)た事がある...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...またと無い上首尾...
二葉亭四迷 「浮雲」
...ベリントン大佐と話ができれば、さらに上首尾だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...メイフィールドが上首尾にほくそ笑んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...僕は軽妙な社交術に長じて居らぬから今回の計画はおそらく上首尾には行くまいと思ふのだ...
牧野信一 「変装綺譚」
...夫人の手は稀らしく上首尾で...
矢田津世子 「女心拾遺」
...御亭主の武運は、まず上首尾よ...
吉川英治 「新書太閤記」
...「まず、上首尾」一益は、与十郎と、手をにぎって、ほくそ笑んだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...たしかに、ここまでは、上首尾だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...お越し下さい」上首尾と...
吉川英治 「源頼朝」
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