...彼との触点が途絶えてから、1年以上音沙汰がない...
...ずつと以前自作の脚本を川上音二郎一派の手で新富(しんとみ)座の舞台に上(のぼ)した事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...またそういう上音(オバートーン)はその波長の短いために吸収分散が多く結局全体としての反響の度が弱くなるからではないかと考えてみた事がある...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...それからその向い側に川上音次郎が独力で拵えはしたが借金のカタになったりして因縁附の「改良座」という洋式まがいの劇場もあってそこで裁判劇などを見たこともあったが役者の名前などは一切記憶していない...
中里介山 「生前身後の事」
...川上音次郎も見た――筈である...
中里介山 「生前身後の事」
...それには金文字で川上音二郎としるされてあった...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...川上音二郎の壮士芝居の人気は素晴らしかったので――彼れが俳優として非凡な腕があるからというのではなく――書生が(自由党の壮士が)演説と芝居とを交ぜてするという事が...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...川上音二郎が薩摩(さつま)ガスリの着物に棒縞(ぼうじま)の小倉袴(こくらばかま)で...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...川上音二郎の細君の名が...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...劇場主川上音二郎が立って...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...川上音次郎(かわかみおとじろう)の妻となって...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...広い通りへ出て川上音次郎(かわかみおとじろう)の銅像の処で少時休んだ...
林芙美子 「貸家探し」
...川上音次郎の銅像はなかなか若い...
林芙美子 「貸家探し」
...この幽霊になつた俳優が川上音二郎五代の後胤(こういん)といふのである...
正岡子規 「墨汁一滴」
...正面の高い処に立つて居るのが川上音二郎五代の後胤である...
正岡子規 「墨汁一滴」
...演芸界川上音二郎の宣伝姿芝居の運動場へ小動物園オッペケ節(ぶし)で売り出した新派の頭領川上音二郎...
山本笑月 「明治世相百話」
...天上音信を得ざれば...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...川上音二郎の壮士芝居がかかっていた...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...川上音二郎の下(もと)にいる桜井何とかいう壮俳(そうはい)にそっくりだなあ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
便利!手書き漢字入力検索