...彼との触点が途絶えてから、1年以上音沙汰がない...
...ずつと以前自作の脚本を川上音二郎一派の手で新富(しんとみ)座の舞台に上(のぼ)した事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...またそういう上音(オバートーン)はその波長の短いために吸収分散が多く結局全体としての反響の度が弱くなるからではないかと考えてみた事がある...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...川上音二郎のシェイクスピーア劇のことから...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...彼女の過去は亡夫川上音二郎(かわかみおとじろう)と共に嘗(な)めた辛酸であった...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...芳町の奴が川上音二郎のおかみさんになるのだってというのをきいて...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...川上音二郎の壮士芝居の人気は素晴らしかったので――彼れが俳優として非凡な腕があるからというのではなく――書生が(自由党の壮士が)演説と芝居とを交ぜてするという事が...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...川上音二郎が薩摩(さつま)ガスリの着物に棒縞(ぼうじま)の小倉袴(こくらばかま)で...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...川上音二郎の細君の名が...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...劇場主川上音二郎が立って...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...座長はいうまでもなく川上音二郎...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...川上音次郎(かわかみおとじろう)の妻となって...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...とかくして滞在中川上音二郎(かわかみおとじろう)の一行(いっこう)...
福田英子 「妾の半生涯」
...新派劇の総帥川上音二郎夫人貞奴は戦中も尚中熱海面に安穏に晩年を養つてゐたはずである...
正岡容 「大正東京錦絵」
...正面の高い処に立つて居るのが川上音二郎五代の後胤である...
正岡子規 「墨汁一滴」
...演芸界川上音二郎の宣伝姿芝居の運動場へ小動物園オッペケ節(ぶし)で売り出した新派の頭領川上音二郎...
山本笑月 「明治世相百話」
...天上音信を得ざれば...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...川上音二郎の壮士芝居がかかっていた...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...川上音二郎の下(もと)にいる桜井何とかいう壮俳(そうはい)にそっくりだなあ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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