...僕の字は何年たっても一向上達する容子(ようす)はない...
芥川龍之介 「本所両国」
...時に競技会でも行なえばただちに上達する事請合いである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...めっきり上達するようであり...
上田広 「指導物語」
...腕も上達するというもの...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...一とおり上達すると...
太宰治 「新ハムレット」
...馬を稽古(けいこ)する人が上達するに従ってだんだん荒い馬を選ぶようになる心理もいくらかわかったような気がする...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...……一体こんなことは女の方が男より早く上達するようですね...
豊島与志雄 「運命のままに」
...将棋の方に速く上達する人にとっては...
豊島与志雄 「旅だち」
...自分でも驚くほど上達するそうである...
豊島与志雄 「文学以前」
...「一生苦しんでも出来ぬ奴は出来ん……と言って一心を籠(こ)めて精を出せば僅かの間にも上達する...
中里介山 「大菩薩峠」
...各自の職業に能く上達するにある...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...上達するものは上達し...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...「業が上達すると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その道に上達するのには相当の素養が必要で公卿なら誰でも連歌の師匠になれるというわけには行かぬ...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...いずれおいおい上達することであろう...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...次第に学問の上達するにしたがい...
福沢諭吉 「慶応義塾新議」
...野球……とまだ/\沢山ですが先ず秘してこれだけの中で何(ど)の一つが一番上達するでせうか? 自分では何れもウマクなりさうに思へて駄目ですから...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...いよいよ不良が上達する...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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