...彼女の私生活について上聞きするのは失礼だ...
...上司からの上聞きには、正直に答えることが大切だ...
...上聞きが苦手な人は、会話の流れに乗って聞き手に話を戻すと良い...
...彼のプライバシーに関する上聞きに対して、私は答えないことにした...
...上聞きをされたときの心得として、相手の意図を考えてから答えることが大切だ...
...そしてもしその上聞いていただけるならば...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...大六というのは、房州鴨川の町の出身で、最初日本橋富沢町の大又という質屋へ奉公し、後、日本橋新泉町に一本立ちの質屋を出して大黒屋六兵衛と名乗り、ようやく発展して西洋織物生糸貿易にまで手を延ばし、ついに三井、三野村、井善、大六と並び称せらるるほどの豪商となり、文久三年、伊藤俊輔、井上聞多、井上勝、山尾庸三らの洋行には、この人の力与(あずか)って多きに居るという話です...
中里介山 「大菩薩峠」
...ねものがたりの叢記名所たるにより上聞に達し...
中里介山 「大菩薩峠」
...その身の奢(おごり)を極むること上聞に達し』とあるだけで...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...私はいつ寝首を掻かれるかもわからない――あんな怖い女はありませんよ」平次はこれ以上聞くこともありませんでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...不レ達二上聞(じょうぶん)一仁者(は)...
穂積陳重 「法窓夜話」
...二週間過ごしたい」それ以上聞こえなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...これ以上聞く耳は持たん...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...ぐずぐずしたら決心がにぶる」ハロルドはそれ以上聞かず...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...これ以上聞かないでくれ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...取りあえず、駿河守、衣類をあらためて待つところへ、馬上で乗りつけて来た、添田大目付――清廉剛直(せいれんごうちょく)な性(たち)で、まだ三十を幾つも越さず、この大役をうけたまわっている人物、出迎えの土部父子に軽く会釈(えしゃく)をすると、「役儀なれば、上席御免、且(かつ)、言葉をあらためますぞ」と、むずと、上座に押し直ると、白扇を膝に、父子を見下ろして、「土部駿河守、父三斎、隠居の身を以ってお政治向に口入(くにゅう)、よろず我儘(わがまま)のふるまいなきに非ざる趣(おもむき)、上聞を達し、屹度(きっと)、おとがめもあるべきところ、永年御懇旨の思召しもあり、駿河守の役儀召上げ、甲府勤番仰せつけらるることと相成った...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...上聞いて侍御を究治す...
南方熊楠 「十二支考」
...それ以上聞出し得ずに慌てて帰って行った迄の事よ...
夢野久作 「二重心臓」
...其許(そこもと)たちの武名をご上聞あらせられて...
吉川英治 「剣難女難」
...到着いたしました」という趣を上聞に達した...
吉川英治 「三国志」
...上聞に達するのである...
吉川英治 「私本太平記」
...上聞(じょうぶん)にいれた...
吉川英治 「私本太平記」
...それ以上聞きたくもないという顔して...
吉川英治 「宮本武蔵」
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