...上町の旦那のまねをしてゐたが...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...水上町の小さい病院に駈け込んで老医師に事情を打ち明け...
太宰治 「俗天使」
...双之介居滞在(本郷上町今村氏方)よい一日だつた...
種田山頭火 「行乞記」
...小屋は尾上町(おのえちょう)の角...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小伝馬上町(こでんまかみちょう)に身延山(みのぶさん)の出張寺はあったが...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...そのかえりが一日上町のお祖師様へ立寄るのだった...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...池上上町の三の××番地大日向教と云ふのを探して行つた...
林芙美子 「浮雲」
...銃士は感情の翳の差さぬ冷静な面持で、「先ほど、調査の御命令を受け、今暁、午前三時五十分から四時五十分の間に、総監殿が溜池交叉点から桜田門までの間を慰労巡察されたという御報告を差しあげましたが、ところが、これと同じ時刻、すなわち、午前三時五十分から四時五十分までの間に総監殿が、深川区第二歳晩警戒哨、清澄公園角から、向島押上町、猿江公園、洲崎弁天町までの間を巡視されていたことが判明いたしました...
久生十蘭 「魔都」
...上町の外れが目の下に見えていながら...
松濤明 「春の遠山入り」
...上町にあるあなたのお屋敷の裏を...
山本周五郎 「失蝶記」
...上町の屋敷の裏庭で...
山本周五郎 「失蝶記」
...59十一月四日消印 東京市外中野上町二八〇二より東京市本郷區駒込三十八牧瀬方の川端康成宛(封書・四百字詰原稿用紙五枚・ペン書)昨日はどうも失禮...
横光利一 「書翰」
...横浜尾上町教会前に店舗をもち...
吉川英治 「年譜」
...関内の尾上町二丁目に引っ越していた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...尾上町へ移って以来は...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...尾上町附近での好きな少女の印象が幾ツかある...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...せっかく尾上町へ出た機会も一瞬の望みに終り...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...尾上町から越した先は...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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