...彼女は上機嫌で私に話しかけてきた...
...前日の試合で勝ったため、チームメイトたちは上機嫌だった...
...上司が上機嫌だと、仕事がとてもしやすくなる...
...彼は上機嫌の時は、豪快な笑い声が特徴的だ...
...明日は晴れの予報だったので、彼は上機嫌で出勤してきた...
...靴よりほかに隠せないじゃないか?」将軍はまだ上機嫌だった...
芥川龍之介 「将軍」
...どの馬を見ても磨墨ほどの逸物はいないので彼はすつかり気をよくして上機嫌になつていた...
伊丹万作 「余裕のことなど」
...」渠は丁寧にあたまを下げたが、さも馴れ/\しさうに、「上機嫌で、旦那はいつも御結構です...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...珍しい上機嫌であった...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...それは?」その問いは彼をますます上機嫌にした...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...その上機嫌は毎朝続いた...
豊島与志雄 「人の国」
...近づきが終ってから市五郎は卑下(ひげ)と自慢とをこき交ぜて、自分がこの土地に長くいることだの、折助や人足、それらの間における自分の勢力が大したものであること、御支配をはじめ重役の間にて自分の信用が多大であるということ、そんなことを、それとなく言っているが、お松には聞き苦しいほどであるのに、お絹は上機嫌で、「お松や、お政治向きのことは別にして、そのほかのことならこの人が何でも心得ているから、お前、何か頼みたいことがあるなら、遠慮なくこの人に片肌脱いでおもらい」とまで言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...上機嫌になっているところさ...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...上機嫌で話をされた...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...泥酔して上機嫌になると石黒大尉は異様な発揚状態になり...
久生十蘭 「ノア」
...笠原の上機嫌を害(そこな)ういかなるものもないふうで...
久生十蘭 「雪間」
...また上機嫌になれそうだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...師匠、菊之丞は、愛弟子の、そうした胸の中を察したように、わざと、上機嫌な語調で、「のう、雪之丞、これは、そなたも、怠慢(なまけ)てはいられませぬぞ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「――よござんすね」Yは網野さんの褒め言葉に上機嫌であった...
宮本百合子 「九月の或る日」
...(一人むやみと上機嫌に哄笑するのである)アハハハ...
三好十郎 「妻恋行」
...兎に角己はいつに無い上機嫌になつて来た...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...秀吉は上機嫌を示し...
吉川英治 「新書太閤記」
...先生のこんな上機嫌は初めて見たぜ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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