...どうしても商売上手な勘定高くて他の気持にさぐりを入れて話をする上方(かみがた)者です...
伊藤野枝 「妾の会つた男の人人」
...それにかけてはお猿さんより上手なんだからね」お猿さんというよりは...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...これでも射撃は上手なのよ」「じゃいい...
海野十三 「赤外線男」
...「ナイフを使うのは相変らず上手なんだろう? どうしておれのことを喋ったか?」「喋りゃせんよ...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...非常に上手な指壓の先生がいるのですが...
谷崎潤一郎 「鍵」
...字の上手な婦人なので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...しかし太夫はだんだん本職に近いような上手なのが床(ゆか)に上る...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...中には台詞廻しの上手な生徒もいる...
外村繁 「澪標」
...上手な音楽家の指先が立てる音は...
豊島与志雄著 「球体派」
...槍の上手なおじさん...
中里介山 「大菩薩峠」
...おつくりさへ上手ならそれで好いんだわよ...
牧野信一 「小川の流れ」
...昔日本にも丹いね子という美しい声の上手な声楽家がいましたが...
三浦環 「お蝶夫人」
...探偵の上手な人間などというものは...
三田村鳶魚 「話に聞いた近藤勇」
...弟が上手なの...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...上手なバラライカや胡弓(こきゅう)の音(ね)を聞くたんびに耳を押えてウンウン云っていたのですが……そうして一日も早く両親の処へ帰りたい……上等のグランドピアノを思い切って弾いてみたいと...
夢野久作 「死後の恋」
...馬乗(うまのり)の上手な四人の兵士に渡して...
夢野久作 「白髪小僧」
...こういうところは案外お上手なの...
横光利一 「旅愁」
...「所帯持ちの上手な女は...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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