...非常に上手な写真屋もいる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...もうちッと上手な処が見せてもらいたいな...
泉鏡花 「悪獣篇」
...よその格子の内で上手な清元を謡つてゐたのをしばらく立つて聞いて来たといふお話をなさる...
鈴木三重吉 「桑の実」
...とりわけ上手なのは幅飛で...
薄田泣菫 「初蛙」
...そんなことは――?』『お上手な方がおつくりになりますと...
田山花袋 「道綱の母」
...話上手な薄い唇(くちびる)から...
徳田秋声 「仮装人物」
...話の上手な恐るべき相手であることを見てとった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...療治の上手なものがあると聞いて...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...またじっさいに自慢に値する料理の上手な夫人であった...
中谷宇吉郎 「風土と伝統」
...嘉納さんは上手な人ですから...
夏目漱石 「私の個人主義」
...気さくな奥さんの上手な洒落(しゃれ)に打ち興じ...
火野葦平 「糞尿譚」
...この界隈ではなかなか上手な画工だといふ評判だつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...跳(と)んだり走ったりすることが上手な人のように...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...このピアノとマンドリンの非常に上手な...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...確に彼女は時間の上手なやりくりや家事の単純化を実行するでしょう...
宮本百合子 「現実の道」
...譬へば上手な指物師の拵へた道具のやうに...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...ダンスの上手な...
横光利一 「旅愁」
...交際(つきあい)上手な男らしい...
吉川英治 「私本太平記」
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