...「赤光」や「あら玉」を著はすのは「これ卑しき心より我上手なるを知られんと……」である!しかし又芭蕉はかう云つてゐる...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...非常に上手な写真屋もいる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「好きこそ物の上手なれ」ならぬ「下手の横好き」で出かけるのだから...
石川欣一 「山を思う」
...踊りの上手なかるたなど...
泉鏡花 「浮舟」
...上手な呼出文句に...
江戸川乱歩 「鬼」
...己の脚を切ってくれたのは上手な外科医だった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...テニスの上手な来客でもこの羽根の生えたボールでは少し見当が違うらしい...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...世帯持は上手なのよ...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...そうして歌をうたうのが上手な子供」「知らねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...お世辞がお上手なんですね」「ええ...
中里介山 「大菩薩峠」
...上手ならばいとをかしかるべし...
樋口一葉 「月の夜」
...これまた上役に取り入るのが上手な奴...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...パンパンにならないでもパッチリすれば結構でしょう? 口の方はあくびをかみ殺した時のような感じで面白い経験ですが少し改まると大分ぎごちなさがひどくなって(在留二十五年の日本語の上手なドイツ人の日本語)とお医者がうまく形容したような工合になります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...世帯持ちの上手な人たちの大多数は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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夢野久作 「雨ふり坊主」
...そうせぬと謡が下劣になる」(山本毎氏ほか地謡一同へ)=或る天狗能楽師の悪口を云った後=「能は芝居や踊りのように上手な人間が作ったものではない...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...舞の上手な幸徳(こうとく)という小坊主やら...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぼくは人から「――絵もお上手なんでしょう」などと...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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