...餘り上手な人に頼むのは氣の毒でね...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...えらい先生方や先輩の上手な方がずらりと並んでおり...
上村松園 「苦楽」
...家老とか家扶とかの手で始終上手な手品を見せつけられてゐるものなのだが...
薄田泣菫 「茶話」
...己の脚を切ってくれたのは上手な外科医だった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...そこの番人をしておる水戸の藩士の娘で薙刀(なぎなた)の上手なという尼子(あまこ)敏子さんに聞いて見る...
高浜虚子 「別府温泉」
...碁が上手なら良(い)いな」翌日になると彼(か)の僧がまた来た...
田中貢太郎 「竈の中の顔」
...東京弁が上手なことに不思議はないものの...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ドストイエフスキーにして文章が上手ならば...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...お化粧などはあまり上手な方ではなかった...
辻潤 「ふもれすく」
...テニスの上手な来客でもこの羽根の生えたボールでは少し見当が違うらしい...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...背が低いけれど槍が上手なんだよ」「知ってまさあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...上手な武術者であった上に...
宮本百合子訳 「二つの短い話」
...口上手な鱒二は終に僕にとっては砂漠のスヒンクスに化してしまった...
牧野信一 「喧嘩咄」
...これまた上役に取り入るのが上手な奴...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それをどうやったら一番上手な遣り方で儲けられるかと云う事も分らなかったし...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...それがまたとっても色っぽくて上手なんだから...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...祖母イヴォンヌもむかしは上手な編手であつたので...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...豚や羊の肉を解(と)くことも上手なわけだの...
吉川英治 「新・水滸伝」
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