...それにしてもなんという上品な美しい青年だったろう...
有島武郎 「或る女」
...一人は上品な少年...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...黒いセビロを着た上品なおじいさんだ...
江戸川乱歩 「影男」
...それは上品な洋髪のカツラであった...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...上品な立派な容貌と...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...まだしも上品な名前だ...
太宰治 「新ハムレット」
...いずれ劣らぬ美しい上品な親娘(おやこ)が...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...二十七八の上品な佳い女が通ってたのだ...
田中貢太郎 「春心」
...後者の尖鋭なスマートな刺戟の代りに前者にはどこかやはり古典的な上品な滋味があるような気がする...
寺田寅彦 「映画雑感(5[#「5」はローマ数字、1-13-25])」
...ゴールトシュタインは高年にかかわらず顔色も若々しく明るい上品な感じのする人であった...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...肉づきの好いハイカラ風の上品な男であつたが...
徳田秋聲 「フアイヤ・ガン」
...上品な痩(や)せ方...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...上品なお婆さんが坐っていた...
豊島与志雄 「反抗」
...お辞儀をしそこなって前へつんのめっちゃったんだア」うっとりするようなその上品な紳士は...
久生十蘭 「キャラコさん」
...濃青色の上衣に金色の樫の葉の元帥章をつけた丈の高い上品な老人が後から小走りについて行った...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...上品な老処女である...
ハンス・ランド Hans Land 森鴎外訳 「冬の王」
...どこかに上品なところがあって...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...東京帝大の経済を出た日本語の巧みな上品な青年だったが...
横光利一 「旅愁」
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