...上品な所がある筈だが...
芥川龍之介 「好色」
...且つ上品な態度を取ったことは...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...鬘下地に較べるとズッと上品なものです...
上村松園 「好きな髷のことなど」
...あの上品な気品の高い姿や顔形は...
上村松園 「無題抄」
...誰一人この女中程上品な口を利かなかつたし...
薄田泣菫 「茶話」
...あなたのれいの上品な遠廻しの御弁舌におたよりしたいところのやうです...
太宰治 「右大臣実朝」
...いつまでも上品な坊ちゃんではおられない...
太宰治 「佳日」
...上品なお姫さまになっていたらよかったのだけれど...
太宰治 「ろまん燈籠」
...あのハイカラな上品な娘を...
田山録弥 「島の唄」
...この上なく優美な上品な鼻筋をした女らしい小さな鼻のすぐ上のところに...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...わたしは何にでも通用する上品な抜け穴を持っていたのだ……しかし...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...「此の近所に一軒だつて上品な家はない...
中原中也 「その頃の生活」
...そこは寄席としてはむしろ上品な気分を客に起させるようにできていた...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...それで一向差支(さしつかえ)ないじゃないか」「では極(ごく)上品な例で説明してやろう...
夏目漱石 「それから」
...お松はやゝ細つそりして上品な顏立...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...限りなく上品な美しさです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...スマートで上品な擧動に適つたかを...
萩原朔太郎 「宿命」
...こんな上品な顔つきになるのですね」キャラコさんは...
久生十蘭 「キャラコさん」
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