...さらに上品な美しいお人形さんで...
太宰治 「お伽草紙」
...いつまでも上品な坊ちゃんではおられない...
太宰治 「佳日」
...上品な育ちです...
太宰治 「虚構の春」
...上品な婆さんである...
太宰治 「津軽」
...お上品な砂利道と芝生の向うは...
谷譲次 「踊る地平線」
...美女美男のお上品な愛撫ではまだ物足りない...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...自分はその時琴を弾(ひ)いていた上品な婦人の姿こそ...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...その男は上品な剛直な老人だったが……」「面白そうだね」私は云った...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...この新聞は上品な新聞だからここへ出る広告なら間違はないと思って四月十七日の分の広告欄を読み始めると...
夏目漱石 「倫敦消息」
...限りなく上品な美しさです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのくせ何処か上品なところのある...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...娘の上品な美徳とやらをまくし立てられてはかなわん...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...上品な詩的な情感をもっていたから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...妬(ねた)みを告げたりすることは上品なものではありません...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分の見るところでは八景坂の八景は単に上品な当字であって...
柳田國男 「地名の研究」
...その上から上品な銀色の帯と...
夢野久作 「鉄鎚」
...上品な愛を醸(かも)しているのをながめて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...妹を招(よ)んだ侍があったそうです」「む」「上品な...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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