...その他の上品な貝細工のいろいろを見た私は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...こんなものより百倍もすばらしいものがあるんですがね」この上品な老人が...
江戸川乱歩 「影男」
...上品な老婆であった...
太宰治 「火の鳥」
...七輪(しちりん)の上品なものと思って居れば間違いはなかろう...
太宰治 「不審庵」
...上品な匂いがする...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...おとなしい、いわゆる上品な、さっぱりした趣味のみを将来に期待するのは大なる誤りである...
津田左右吉 「偶言」
...小柄ではあったが立派な上品な顔をしていて言葉使いも野卑でなく...
寺田寅彦 「喫煙四十年」
...上品な言葉づかいをしていたということで...
中里介山 「大菩薩峠」
...頭髮は既に雪白に變つて、禿げ上つた額の皺の五六條と、その額の下に隱れてゐる、優しい、細い眼の光が、上品な、そして、何となく懷しい人柄に感じさせた...
南部修太郎 「霧の夜に」
...どこかの上品な牛肉屋をご馳走されて...
野村胡堂 「胡堂百話」
...何となく上品なところさえあって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのため上品なしつけを身につけ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...おそらく一、二時間以内には新しい地位につくはずであったのに、まだきれいに髪も整えてはいないし、優雅(ゆうが)な服も、上品な下着も、使える靴も、もってはいなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...上品なスポーツだ...
古川緑波 「富士屋ホテル」
...客種上品な顔ばかり近頃珍しい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...とても優雅で上品な環境だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...六の上品な服装の婦人を...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...すっかり禿(は)げ上った白髪を総髪に垂らして、額(ひたい)に年の波、鼻隆(たか)く、褪(あ)せた唇元(くちもと)に、和らぎのある、上品な、六十あまりの老人だ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
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