...掌を上向きにして蕎麦をはさむ...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...上向きに寝るんでしょ」そういいながら...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...その綱は上向きになって...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...少女の身体をソッと上向きに寝かせた...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...死体は上向きになっていた...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...死体は上向きになり...
中里介山 「大菩薩峠」
...座右の真向(まっこう)のところへ上向きに置いたのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...みな上向きになり...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...台から上向きに物体をささえる力が...
中谷宇吉郎 「立春の卵」
...矢は上向きに突っ立っている...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...傷は上向きに引かれるはずだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ひどく上向きになつて居りました」「――」平次の態度の眞劍さに引ずられたやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...上向きに突き上げたもの...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...悪魔の屍を上向きに置かざらしめぬのは...
牧野信一 「痴酔記」
...上向きにする角度が大きいので...
宮原晃一郎 「風変りな決闘」
...三角形の口を少し上向きにして...
室生犀星 「とかげ」
...上向きに枝を皆上げ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...欅の枝は幹に添うて上向きに出ているので...
和辻哲郎 「松風の音」
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