...追加計上分のみ明細書に記載してください...
...早立ちをするのが上分別だと...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...暫らくオデッサあたりに転地するかさなくば断然帰朝した方が上分別(じょうふんべつ)であると...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...報告してその指揮を仰いだ方が上分別ですぞ」「なに...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...一先ず不二子さんを大鳥家に連れ帰るのが上分別(じょうふんべつ)だ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...B氏はこの場合社長の御機嫌をとりむすんでおくのが上分別と...
薄田泣菫 「茶話」
...しょせん今のまにお討ちとりなされるのが上分別(じょうふんべつ)かとぞんじます...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...行手の山の上分明(ふんみやう)に白き邑(むら)を見る...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...事実上分化の過程に過ぎないものを...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...仙台の城下でも見物しながら待っているのが上分別――と...
中里介山 「大菩薩峠」
...以上分(わかり)ッこない...
夏目漱石 「坑夫」
...彼はとにかく夫人の鑑定なり料簡(りょうけん)なりをおとなしく結末まで聴くのが上分別(じょうふんべつ)だと考えた...
夏目漱石 「明暗」
...御掛り合い遊ばさぬのが上分別と存じます」岡崎十次郎...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...なにもかも円満解決の上分別...
火野葦平 「花と龍」
...その印象やイメージは完全にこれ以上分割できないことが明らかである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...それ以上分からなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...文化の初の写本千石以上分限帳に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...新野東村上分はさらに東分・西分の二つに分れた...
柳田國男 「地名の研究」
...棲息の地上分布といふ考慮と公平に缺けながら...
吉川英治 「折々の記」
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