...一番上の伯父さんがわざわざ上京することになった...
伊波普猷 「私の子供時分」
...急に退院の手つづきを濟せ上京することになつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...僕の戀愛相手が母親を捨てて上京する...
小穴隆一 「二つの繪」
...もしも俺が上京するようなことがあったら...
高見順 「いやな感じ」
...お母さまをほっといて上京する事は...
太宰治 「斜陽」
...妙子が突然こんな時に上京すると云い出したのは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...『それなら丁度幸ひ私も明後日は上京するから五日の午後一時半...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...戦時研究の大事な要件で上京すること...
中谷宇吉郎 「I駅の一夜」
...夫人の上京するまで手を束(つか)ねて待っていた...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...かつまた上京するときの目的がはなはだ明らかならぬゆえ...
新渡戸稲造 「自警録」
...ともかく叔母を頼って上京することになった...
原民喜 「滑走」
...あの靴は僕が上京する時...
原民喜 「魔のひととき」
...自分もそれに随従して上京することになった...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...ところでいつ行きたいの? いつ出発できるの?」「あなたは火曜日に帰ると言わなかった? 絵画の生徒のことを言わなかった? 火曜日に上京するのでしたら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...上京する前にロイド君はハイゲイト区オルチャアド街のウイルドハアゲン夫人の下宿へ手紙を書いて部屋を予約しておいた...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...私は「家の整理がつき次第上京する...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...明治二十二年に一家が上京する時...
柳田国男 「故郷七十年」
...上京すると直ぐに旧友頭山満翁を当時の寓居の霊南坂に訪れた...
夢野久作 「近世快人伝」
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