...ただの友人より以上の者に私がなりたいと希(こ)い願ったからとて...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...上の者には本意、不本意に拘らず、多少の敬意を表して置く...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...故に人以上の者でなくてはならない...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...かように蕃社内の制度がやや複雑になっても各自がおのれの目上の者に服従していさえすれば...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...私ども貧しい身上の者にとつてこそ大船を作り宋に渡るといふのは...
太宰治 「右大臣実朝」
...上の者はこれを極度に利用して自分の反対者には何でもかでも不孝という汚名を着せて殺し...
太宰治 「惜別」
...同僚に対してさえそうで、まだ一度も口喧嘩などしたことを私は聞いたことがありませんし、地位の上の者、殊に編輯長とか社長とかに対しては、殊に従順でした...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...上の者に情けがあるよりも下の者に困窮がある方がいつも多いものであるから...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...侍以上の者は以前から年々武器の検査をされることになっていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...五等以上の者ならば誰でも行って...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...以上の者の仇を、以下の者がうったのだから、それだから勝負というものはわからない...
中里介山 「大菩薩峠」
...これ五位以上の者猥りに京畿を離るべからずとの制禁を蔑如し...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...二十五歳以上の者は稀なるべし...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...勿論上の者に向て威張りたくも威張ることが出来ない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...おめみえ以上の者の子供に限り...
山本周五郎 「桑の木物語」
...およそ部将格以上の者が...
吉川英治 「新書太閤記」
...馬上の者は、馬の前で戸惑いしている三名をのぞいて、「やっ、門下ども」意外な顔したが、すぐ腹をたてて、叱りつけた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...我々の前を行った集団は八体以上の者どもから構成されていたと思われるのに...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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