...同胞三人、上の姉は、家に在りて養子を迎へ、中の姉は東京に出で居れり...
大町桂月 「春の筑波山」
...一番上の姉がさく...
高村光太郎 「回想録」
...」上の姉さんは静かに笑って...
太宰治 「佳日」
...「あら、」上の姉さんは、顔をあからめた...
太宰治 「佳日」
...上の姉さんは堪えがたいくらい厳粛な顔をした...
太宰治 「佳日」
...上の姉さんが諏訪法性(すわほっしょう)の御兜(おんかぶと)の如くうやうやしく家宝のモオニングを捧げ持って私たちの控室にはいって来た時には...
太宰治 「佳日」
...ふと気がつくと、いつの間にか私の背後に、一ばん上の姉が、ひっそり坐っていた...
太宰治 「故郷」
...いちばん上の姉は...
太宰治 「秋風記」
...そうなると義兄や上の姉が代る代る口を酸(す)くして頼むようにして勧めても...
谷崎潤一郎 「細雪」
...上の姉だけは別の部屋に寝て...
谷崎潤一郎 「細雪」
...上の姉が辛い勤めをしてるのも...
豊島与志雄 「黒点」
...此町の銀行で課長をしてゐる人に片付いた一番年上の姉の許(もと)に引取られたのだ...
永井荷風 「或夜」
...年上の姉は佐野喜の店で勤め...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...年上の姉は佐野喜の店で勤め...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私には十も歳上の姉さんがありましたが...
槇本楠郎 「先生と生徒」
...年上の姉妹たちが...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...一番上の姉猫を除いて全員を上手な獣医さんの手で去勢してもらった...
村松梢風 「猫料理」
...ムム、お蔦(つた)のことか、何せい、この家は、上の姉、中の姉、それから、下のと――三人も美人の姉妹(きょうだい)がおるので眼うつりがする」自分の噂をされたので、お蔦も、顔をだして、「おや、もうお帰り?」「いたのか」「いたのかは、ござんすまい」「でも、昼寝していたじゃないか」「お声に、聞き惚れてうとうとと」「うそを申せ」「ほんと...
吉川英治 「松のや露八」
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