...上の容子(ようす)を窺っていた...
芥川龍之介 「羅生門」
...其の創作上の苦心のエピソードも中々面白いのですが...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...物語のなかに私生活の上の弁解を附加することは邪道であると明言したばかりのところでは無いか...
太宰治 「春の盗賊」
...夜学の受持時間の方をもっと殖やして四百円以上の月収にすることは容易だと云っているから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...出先の料亭(りょうてい)から上の抱えが...
徳田秋声 「縮図」
...肉体上のスポーツも同様に超政治的な筈ではなかったか...
戸坂潤 「社会時評」
...父上のことは存じておろうな」「はい」「綱手も...
直木三十五 「南国太平記」
...この一番上の形相(ウシヤ)の位置に...
中井正一 「美学入門」
...これも別に逆上の気味でもない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...さうした寒い山の上の生活で...
林芙美子 「浮雲」
...地上の時間がいくばくのことがあろう...
原民喜 「死のなかの風景」
...これは素(もと)より維新以後における政事上の改革および国情民俗の急激なる変遷に伴うためと...
穂積陳重 「法窓夜話」
...進歩と退歩とは単に程度上のことで...
三木清 「親鸞」
...宗教上の制禁でもあろうか...
南方熊楠 「十二支考」
...無格社は六十円以上の報酬を出さしむ...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...兵部宗勝の嫡子東市正宗興(いちのかみむねおき)の表面上の外舅(ぐわいきう)となり...
森鴎外 「椙原品」
...茣蓙の上の花札に眼を凝らしていた...
山本周五郎 「さぶ」
...この広い馬場の彼方(むこう)に見える一かたまりの地上の灯の美しさといったらない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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