...何か非常に上っ調子な...
谷崎潤一郎 「細雪」
...こうした頭脳の上っ調子を克服すべく今日発達して来ているのだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...道徳はもう少し真面目に、上っ調子でなく、考えられなければならない...
戸坂潤 「社会時評」
...上っ調子のその言葉は...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...国を亡ぼそうとすれば、兵力を以てするよりは、国民のうちの、いちばん、上っ調子な、惰弱(だじゃく)な、雷同的な人気商売の部分を利用して、悪い遊戯を流行させるのがちかみちだという昔の歴史を聞いたことがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...あとはどうでもいいという上っ調子を云うことになって来た...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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