...彼は既に浅い眠りから浮上するようにして覚めていた...
梅崎春生 「日の果て」
...九日、壬辰、常の御所の南面に於て、終日諸人の愁訴を聴断し給ふ、各藤の御壺に候して、子細を言上す...
太宰治 「右大臣実朝」
...特に知己諸君に之を言上する...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...精度が向上するということは処で...
戸坂潤 「読書法」
...草鞋の代が幾らかと聞いたら此は一足進上するのであるから代は要らぬといふことであつた...
長塚節 「佐渡が島」
...英語版の立派なものを一本作って献上することになった...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...世ことごとく濁(にご)れり我独り澄(す)めり底(てい)の考えに逆上する...
新渡戸稲造 「自警録」
...「この上するべきことは...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...入学の後も盆暮(ぼんくれ)両度ぐらいに生徒銘々(めいめい)の分に応じて金子(きんす)なり品物なり熨斗(のし)を附けて先生家(か)に進上する習わしでありしが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...沈島が傾いて浮上する有様は...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...昇降機がスイスイと天上する面白さに恍惚として...
牧野信一 「日本橋」
...われ君のために群賊を鏖(みなごろし)にし盗まれた品ことごとく返上すと啓(もう)す...
南方熊楠 「十二支考」
...一ノ関の館(たて)へ参上するといってくれ」「一ノ関へでございますか」「そう云ってくれ」甲斐は立ちあがって...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その貢(みつ)ぎの運上すらも...
吉川英治 「私本太平記」
...断じておこなえば鬼神も避くとか」「逆上するな」「良忠...
吉川英治 「私本太平記」
...――尊公の義心に愛(め)でて、治郎左衛門の首は、尊公へ進上する...
吉川英治 「新書太閤記」
...人なみ以上すぐれていることがすぐ分る...
吉川英治 「新書太閤記」
...この自覚に立ってすべての人が奮闘したならば人生は理想化せられ人類は向上す...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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