...妻君自ら客の膳の上げ下ろしをするつもりで...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...この二三日この妹が箸(はし)の上げ下ろしをも億劫(おっくう)がり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...蒲団(ふとん)の上げ下ろしまで...
中里介山 「大菩薩峠」
...重い大きい槌(つち)を上げ下ろしするのに力をあはせるため...
新美南吉 「疣」
...上で必要とされるものはすべて特別につくられた容器で上げ下ろしされるのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「最初の苦悩」
...御簾(みす)の上げ下ろし...
正岡容 「小説 圓朝」
...我ながら上げ下ろしがつかなくなって...
正岡容 「寄席」
...竹の長カギ一本で大きな材木の上げ下ろし...
山本笑月 「明治世相百話」
...母の食事から夜(よる)の具(もの)の上げ下ろしまでみなしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...箸の上げ下ろしにも恐いやかましやの父親が居ないという家庭がただ珍しかっただけである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??