...しかつめらしく上げ下しをしている...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...殆ど箸の上げ下しに至るまで...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...かうした人々は同時に外人の家庭の世話から「箸の上げ下しまで」見てゐなければならなかつたせゐで「門前の小僧が習ひもしないのにお經が讀めるといつた類ひで――醫師の眞似事が出來るやうになつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...吾思う人の為めにと箸(はし)の上げ下しに云う誰彼(たれかれ)に傚(なら)って...
夏目漱石 「幻影の盾」
...重い石炭函の上げ下しをさせられたり...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...一日おいてよりは箸の上げ下しに...
樋口一葉 「大つごもり」
...箸の上げ下しに家の内の樂しくないは妻が仕方が惡いからだと仰しやる...
樋口一葉 「十三夜」
...事務的に旗の上げ下しを手伝ったり...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...老人の打ち振る鍬の上げ下しを一心に見守っているが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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