...女教師の啜り上げるのが聞えた...
石川啄木 「雲は天才である」
...かういふことも」と小さな事も数へ上げるでせう...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年六月号)」
...いよいよ明日は一と先ず郷里へ引上げるというその前夜...
内田魯庵 「最後の大杉」
...この種のオセッカイはお断り申し上げるのですが...
梅崎春生 「凡人凡語」
...彼等は多く新聞を――充分な意味での――イデオロギーの機関として取り上げることを欲しないし又出来ない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...わしも思うように世話をして上げるわけにはいかない...
中里介山 「大菩薩峠」
...米友が下から顎を突き上げると...
中里介山 「大菩薩峠」
...見上げる半空(はんくう)には崢(そうこう)たる一峰(ぽう)が半腹(はんぷく)から微(ほの)かに春の雲を吐いている...
夏目漱石 「草枕」
...全部の計画は日本でやり上げる積(つもり)で西洋から帰って来ると...
夏目漱石 「処女作追懐談」
...平次が取上げると言つた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...折角貸して上げると云うのに...
林芙美子 「新版 放浪記」
...「申上げるまでもないことですが...
久生十蘭 「魔都」
...描き上げることの悦びである...
松濤明 「ピークハンティングに帰れ」
...鑑札を取上げるとか何とか言つて...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...容赦なく宮のことを御非難して帝(みかど)にまでも不満な気持ちをお洩(も)らし申し上げるふうであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「まだ申上げるのですか」と金兵衛が反問した...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...仕事をさがして上げるから...
吉川英治 「折々の記」
...彼はその自然価格を極めて多く引き上げるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??