...これからすぐ上がるが...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...不完全な寺子屋の階段を手を引いてもらってやっと上がると...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...早速右の肩が瘤(こぶ)の様に腫(は)れ上がる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一人で立ち上がるすべも知らず...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...先生は些額(さがく)の恩給とわずかな貯蓄から上がる利子とで生活して行かねばならぬ...
夏目漱石 「虞美人草」
...黄色い声を張って伸び上がると...
野村胡堂 「胡堂百話」
...「あツ」驚いたのはお小夜、起ち上がると、いそ/\と近寄つて、藥湯に濡れた家光の膝へ、身體と一緒に、總縫ひ松竹梅の小袖を、サツと掛けました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...きつく結びやがったのは」平次は飛上がるほどの大喜びで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もうフラフラと立ち上がるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...されば後庭でやつても牆頭よりも高く上がるといふのは珍らしからぬ事で...
原勝郎 「鞦韆考」
...そして十一時ごろ彼が帰宅しようと立ち上がると...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...支店長代理が立ち上がるのを認めただけだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...陸へ上がる仕度をせよという...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...私が起き上がるとあれは...
平林初之輔 「アパートの殺人」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...石田は長靴を脱いで上がる...
森鴎外 「鶏」
...上がるのをためらった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...迷いもすればまた火のように強烈に燃え上がることもある...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
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