...ふたたび子どもにうながされてようやく座敷へ上がる...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...メートルが上がると...
高神覚昇 「般若心経講義」
...雨と一緒に横しぶきに吹きつける河霧がふるへ上がるやうに寒かつた...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...長老は立ち上がると...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...十尺(しゃく)二十尺ほどもいきなり飛び上がるばかりでなく...
豊島与志雄 「彗星の話」
...温(ぬる)む水に根を抽(ぬきん)でて這(は)い上がる蓮(はす)の浮葉を下に...
夏目漱石 「虞美人草」
...「上がる? 元気だなあ」自分は「馬鹿にするねえ...
夏目漱石 「坑夫」
...向へ上がるまでがちと気味がわるい...
夏目漱石 「琴のそら音」
...余が飛び上がるのを相図に四人が申し合せたようにホホホと癇(かん)の高い声で笑った...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...一碗の御薬湯を召上がるのが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...道化の玉吉さんが衝立へ這(は)い上がる真似なんかして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それを巻き上げることの困難さに縮み上がる...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...されば後庭でやつても牆頭よりも高く上がるといふのは珍らしからぬ事で...
原勝郎 「鞦韆考」
...乾き上がると、今度はその上へ上等の鳥の子を貼った...
正岡容 「小説 圓朝」
...でき上がるまでは廊の座敷へ住んでおいでなさい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...次の間の縁先へ這い上がる...
吉川英治 「江戸三国志」
...二人の猟師は起(た)ち上がる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...ぴんと空中に跳(は)ね上がる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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