...さしだした手の向きをかえて机の上からすぐ手紙を拾い上げた...
有島武郎 「星座」
...礼儀上からいえば...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...……段の上からと...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...その段梯子の上から流れてきた...
海野十三 「西湖の屍人」
...階段を上から下まで検べて見たが...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...ちょっとあの辺についでもあるんです」岸を離れて行く船の上から...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...上から投げる貨幣のある物は傘からはね返って海に落ちて行った...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...縁(えん)の上から下に居る弟を飛び越し/\しては遊んで居ると...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...世上から見られても...
直木三十五 「南国太平記」
...上からも手に取る如く見えます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...上からの圧迫が重いとお互の間の関係は...
葉山嘉樹 「工場の窓より」
...坑夫を山の上からも下からも引き上げさせたりして...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...「お前はまだ癩病だな」樹上から彼は言うのだ...
北條民雄 「いのちの初夜」
...どうしても文化史的立場の上から広い眼界の下に見て行って...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...きらきらと暑い初夏の日がだらだら坂の上から真直(まっす)ぐに流れた往来は下駄の歯がよく冴(さ)えて響く...
水上滝太郎 「山の手の子」
...いちどなどは屋根の上から呼びかけたので...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...上からじっと見おろしていたが...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...靜かな湖上から眺めやつた三山の姿は...
吉江喬松 「霧の旅」
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