...浅草寺観世音の仁王門、芝の三門など、あの真中(まんなか)を正面に切って通ると、怪異がある、魔が魅(さ)すと、言伝える...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...高射砲も三門やられ...
海野十三 「空襲葬送曲」
...トロイ谷で見かけたとおりの月人の姿をしたものが、第三門口を、拳(こぶし)でがんがん叩いている...
海野十三 「三十年後の世界」
...ある時三門を拵へようとして...
薄田泣菫 「茶話」
...自分は三門前(さんもんまえ)と呼ぶ車掌の声と共に電車を降りた...
永井荷風 「霊廟」
...絵画の三門にわたって...
夏目漱石 「『東洋美術図譜』」
...三門を入ると左右の植こみ...
野村胡堂 「古銭の謎」
...――三門(みかど)で下車する...
林芙美子 「新版 放浪記」
...四十糎の大砲が三門...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...三門際の八重桜は...
牧野信一 「サクラの花びら」
...六代圓太郎――よかちょろの遊三門下小遊三...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...国清寺の三門に着いた...
森鴎外 「寒山拾得」
...三門を開けと言われた...
森鴎外 「山椒大夫」
...三門をあけさせた...
森鴎外 「山椒大夫」
...戲曲の三門を通じて見るべきものなり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...南の三門はすでにことごとく火の海だという...
吉川英治 「三国志」
...すぐ城の三門へ兵をわけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...船には大砲を三門ずつ載せているが...
和辻哲郎 「鎖国」
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