...東山東海北陸の三道にわたり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...煩悩業苦(ごうく)の三道は...
芥川龍之介 「道祖問答」
...大阪の二三道場でやってみると成績が極めてよい...
中里介山 「大菩薩峠」
...「それからは、飮む、打つ、買ふの三道樂で、私が小遣をやらないと、刀を拔いて脅(おびや)かし、外へ出ると、押借、強請(ゆすり)、いかさま博奕(ばくち)までやるやうになりました」「――」「尤も、宗次にも言ひ分がありました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――もっともこれは打つ買う飲むの三道楽に身を持崩して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...買ふの三道樂に身を持崩(もちくづ)して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...先づ日本國に行はれる道徳論は神儒佛の三道として...
福澤諭吉 「明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説」
...まだ長谷川金次郎といって飲む打つ買うの三道楽であった時分...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...同心(どうしん)らが三道具(みつどうぐ)を突き立てて...
森鴎外 「最後の一句」
...人間てえものは腕がすこし出来て参りますと……どうも……そのヘヘヘ、ちっとばかり慢心致しまして、世話講釈の文句通りに飲む、打つ、買うの三道楽で、日本に居られなくなりましたので、一つ上海(シャンハイ)へ渡って、チャンチャンと毛唐の料理を習って一旗上げてやろうてんで、日清戦争のチョット前ぐらいで御座いましたか...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...巴蜀へ通ずる三道も嶮峻巍峨(けんしゅんぎが)たる谷あいに...
吉川英治 「三国志」
...四十一州にわたる蜀の山川谿谷、都市村落、七道三道の通路、舟帆(しゅうはん)、駄馬の便、産物集散の模様まで、一巻数十尺の絵巻のうちに写されていた...
吉川英治 「三国志」
...三道の三軍一せいに六波羅攻めと...
吉川英治 「私本太平記」
...鎌倉三道の攻め口は早や破れつつあるものとわかる...
吉川英治 「私本太平記」
...磯道づたいの三道(どう)があり...
吉川英治 「私本太平記」
...一斉に発向した三道三軍の編制は...
吉川英治 「新書太閤記」
...あの当然に選ばなければならないはずの三道のいずれをも捨てて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あらゆる物蔭から蚊(か)の湧くように躍り出した三道の伏勢が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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