...それから百歳は行くともなしに、二、三遍、女の所へ行った...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...二三遍全体を読んで見て...
石川啄木 「病院の窓」
...二三遍全體を讀んで見て...
石川啄木 「病院の窓」
...公主は巾を三遍も四遍もくりかえして御覧になって...
田中貢太郎 「西湖主」
...………お宅の前までは二三遍参ったんですが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...先日西宮(にしのみや)で二三遍お遇(あ)いしたことがございました」「今のあの人に?」「はあ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...三遍(さんべん)ほど片足でくるくる回って...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...箱一つでき上がるには十三遍も細工人の手をくぐります...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...法然は如何なる大巻の文と雖(いえど)も三遍それを見ると明かになる...
中里介山 「法然行伝」
...思ひ切つて這入らうかと思つたが何となく氣臆れがして二三遍行つたり來たりした儘...
長塚節 「竹の里人〔二〕」
...端渓ですと二遍(へん)も三遍も端渓がるから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...この兎の足でもって三遍鼻の頭を撫でてから...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...砦のうしろ側にいる馬どもが三遍も耳をそばだてたが...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「琴」
...一日三遍閻浮提を行ず...
南方熊楠 「十二支考」
...其夜閨内有レ音而言二痛哉一三遍...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...三遍お辞儀をしてお願いいたしますことは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...頭を二三遍屈めて...
森鴎外 「雁」
...ビール会社のポスター描(か)きが発見したら二三遍ぐらいトンボ返りを打つだろう...
夢野久作 「超人鬚野博士」
便利!手書き漢字入力検索