...あの長篇小説は二三軒當つて見たが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...三軒かたまっていたりして...
谷譲次 「踊る地平線」
...借りて置いて呉れた裏店のような三軒つづきの狭い家にやがて皆なは落附くことになった...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...思掛けない處に折々人家が二三軒つゞいてゐる...
永井荷風 「十年振」
...三軒京橋(きょうばし)の方へ寄ったところに...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...二三軒、宿屋を叩いてみたけれど、起きて待遇(もてな)そうという家もない...
中里介山 「大菩薩峠」
...すべてで三軒の家が馬蹄状の半島の背によりそい...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...だから佐久間町の三軒長屋へ行ってはならないと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二三軒の寮と少しばかりのしもた屋が建っておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ほんの向う三軒兩隣の二三人だけ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ちよいとした横町を入つた三軒目...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「お早ようござい――お留守ですか」三軒長屋の奥の方...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...北側の三軒長屋の住人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こゝには土産物を賣る店と自動車屋が二三軒ある...
林芙美子 「摩周湖紀行」
...五十三軒が五千三百五十軒だっても...
久生十蘭 「悪の花束」
...二三軒からの申込が一時(じ)一寸(ちょっと)累(かさ)なったのに過ぎなかった...
二葉亭四迷 「平凡」
...親類さきを三軒も転々し...
山本周五郎 「追いついた夢」
...保毛村の太九郎という三軒であった...
山本周五郎 「菊千代抄」
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