...石炭船の鳶色(とびいろ)の三角帆と...
芥川龍之介 「大川の水」
...白い三角帆(さんかくほ)を張った帆前船(ほまえせん)の処女航海をさせていたのである...
芥川龍之介 「少年」
...保吉はそれでも頓着せずに帆前船の三角帆を直していた...
芥川龍之介 「少年」
...船首(プラウ)の三角帆(ジブ)と風流に対して同じ角度を保たせながらロープで止められたままになっている...
大阪圭吉 「死の快走船」
...そこに快走艇(ヤット)の赤い三角帆がコルシカからの微風を享楽していた...
谷譲次 「踊る地平線」
...右舷の大三角帆の上端をとらえる役目の水夫が身体の平均を失った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...青鯖(さば)色の水を切って走る朱の三角帆の鮮やかさが...
中島敦 「環礁」
...青鯖色の水を切つて走る朱の三角帆の鮮やかさが...
中島敦 「環礁」
...その胴体と殆ど同じ位の大きさの三角帆のような鰭(ひれ)が如何(いか)にも見事だ...
中島敦 「虎狩」
...地中海の三角帆船(タルタアヌ)...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...三角帆墨の気(け)多き海に居て片割月にならんとすらん武蔵の金沢に遊んだ時...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...少し暗くなつた海面に小ヨツトの三角帆がたつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...ぼろぼろの三角帆であつた...
牧野信一 「ゾイラス」
...真白いランチが走って来る赤い三角帆のヨット...
松本淳三 「再生の日の海を眺めて」
...小さな三角帆を張ることができた...
山本周五郎 「青べか物語」
...小さな三角帆を張ることができた...
山本周五郎 「青べか物語」
...あれにや三角帆がついてゐる...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??