...式三献(しきさんこん)せざるべからざるなり...
泉鏡花 「愛と婚姻」
...かの水とりらもその程(ほど)を見て壻(むこ)に三献(こん)を祝(いは)はせ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...ちょうど御酒が二三献過ぎた時分らしく...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...三つ組の一巡が三献(さんこん)...
柳田国男 「木綿以前の事」
...三献のあと松尾が琴を聞かせ...
山本周五郎 「いさましい話」
...杉乃はそのまま三献の膳が配られても戻って来なかった...
山本周五郎 「竹柏記」
...あの……お一つ……」平馬は首をひねりひねり二三献(こん)干(ほ)した...
夢野久作 「斬られたさに」
...三献(こん)まで酒をくみ交わした...
吉川英治 「私本太平記」
...三献(こん)ほど...
吉川英治 「私本太平記」
...三献(こん)すごしたそれを...
吉川英治 「新書太閤記」
...宋江は酌(つ)がるるままに三献(こん)ほどいただいた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...三献(こん)つづけ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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