...西国三十三所巡礼の一つに法蔵寺があります...
...十三所が猿は私のやり方がまだるかつたのでございませう...
芥川龍之介 「地獄変」
...帰命頂礼(きみょうちょうらい)熊野三所(くまのさんしょ)の権現(ごんげん)...
芥川龍之介 「俊寛」
...女に三所(みところ)と...
田山録弥 「J. K. Huys Mans の小説」
...三所権現の方に向うて漂いはじめたのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...三十三所(じょ)と彫(ほ)ってある石標(せきひょう)を右に見て...
夏目漱石 「野分」
...すると大変感心したといって二三所一二字添削して返した...
夏目漱石 「倫敦消息」
...高篤三所蔵「風俗画報」の「浅草名所図絵」の挿絵家山本松谷は流石に心得たもので三味線堀の図に配するに捕鼠器にかかつた鼠をこの堀に棄てに行く町娘並びにその背後から興がり噺し立てて行く町の悪童どもを描いてゐる...
正岡容 「下町歳事記」
...洛陽三十三所の觀音へまうづるを宮順禮と云なり...
三田村鳶魚 「女順禮」
...老婆物語と題する洛陽三十三所觀音の縁起を聚めし册子あれば...
南方熊楠 「女順禮」
...或有三十三所順禮行者打簡とみゆ...
南方熊楠 「女順禮」
...於当所上林中林下林三所被仰付...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...三所川あり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...出雲仁多(にた)郡布勢(ふせ)村大字上三所(かみみところ)字日向に小字兵垣内(ひょうのかいち)があるのを見れば...
柳田國男 「地名の研究」
...三十三所の観音の霊場である為に...
柳田國男 「日本の伝説」
...三所に餅と神酒(みき)・洗米(あらいよね)とを供えて...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...村によっては食物を三所に分けておいて...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...二人は黙然と三所権現の杉木立をうしろに腰をおろした...
吉川英治 「私本太平記」
...これが熊野三所の権現だというのである...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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