...しかもこれがためには一度は八十三州中六十余州の反抗を受けたのであった...
石原莞爾 「戦争史大観」
...富士を盟主として、十三州の名山、悉く寸眸に收まる...
大町桂月 「鹿野山」
...国際通りの「三州屋」が会場であった...
高見順 「如何なる星の下に」
...小伝馬町の裏にあった三州屋と言う西洋料理屋で...
高村光太郎 「ヒウザン会とパンの会」
...三州屋の集りの時は芳町の芸妓が酒間を斡旋(あっせん)した...
高村光太郎 「ヒウザン会とパンの会」
...自由をなみする虐政を十三州の血はほとばしりここに立ちたるワシントン「まあお上手だねえ」と母様は仰言(おっしゃ)る...
竹久夢二 「少年・春」
...王朝の頃大江匡衡(おおえのまさひら)は『見遊女序(ゆうじょをみるのじょ)』を書いてこの川筋の繁昌(はんじょう)をしるし婬風(いんぷう)をなげいているなかに、河陽ハ則(すなわ)チ山、河、摂、三州ノ間ニ介シ、天下ノ要津(ようしん)ナリ、西ヨリ、東ヨリ、南ヨリ、北ヨリ、往反ノ者此(こ)ノ路ニ率(したが)ヒ由(よ)ラザルハナシ矣、其(そ)ノ俗天下ニ女色ヲ衒(てら)ヒ売ル者、老少提結シ、邑里(ゆうり)相望ミ、舟ヲ門前に維(つな)ギ、客ヲ河中ニ遅(ま)チ、少(わか)キ者ハ脂粉謌咲(かしょう)シテ以テ人心ヲ蕩(まど)ハシ、老イタル者ハ(からかさ)ヲ担(にな)ヒ竿(さお)ヲ擁シテ以テ己(おの)レガ任トナスといひ、於戯(ああ)、翠帳紅閨(すいちょうこうけい)、万事ノ礼法異ナリトイヘドモ、舟中浪上、一生ノ観会(かんかい)ハ是(こ)レ同ジ、余此ノ路ヲ歴(へ)テ此ノ事ヲ見ル毎(ごと)ニ未(いま)ダ嘗(かつ)テ之(これ)ガタメニ長大息セザルナシ矣といっている...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...營の三州を加へたものだとし...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...味噌汁は三州(さんしゅう)味噌の煮漉(にごし)...
正岡子規 「墨汁一滴」
...三州(さんしゅう)...
柳宗悦 「工藝の道」
...『三州奇談』と題したあの地方の記録に載せられ...
柳田国男 「海上の道」
...多く食べると下痢をしやすいものだつたといふ(三州奧郡風俗圖繪)...
柳田國男 「食料名彙」
...『三州志』などを見ると...
柳田國男 「地名の研究」
...三州岡崎城の本多侯で...
吉川英治 「銀河まつり」
...場所は信州方から出張って三州長篠の原...
吉川英治 「銀河まつり」
...三州(さんしゅう)岡崎へ抜ける道が...
吉川英治 「新書太閤記」
...三州幡豆郷(はずのごう)まで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...三州横須賀村の御領地へ入り込んで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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