...文壇の二三子と比較した場合...
芥川龍之介 「「菊池寛全集」の序」
...げんに一区など星亨が立って横堀三子と同志打ちをやるというし...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...この間、凡そ二十分、寫眞の上の顏よりは、刻下の寒さをとて、外套の頭巾、目深くかぶれるに、他の三子、いづれも襟もしくは頭巾を脱して、凛々たる寒風の中に、よそ行きの顏してすましこみたるは、年若きだけに殊勝げなり...
大町桂月 「冬の榛名山」
...晴代は朋輩の一人の与瀬二三子が大したことはないが...
徳田秋声 「のらもの」
...三子の偶爾(ぐうじ)の尽力に出でたる行潦(こうろう)の水にはあらず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...瀬戸英一の三子亦来る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...二三子の姿は三宝院の境内(けいだい)に消えても...
中里介山 「大菩薩峠」
...昔常盤御前が操を破りて清盛に事(つか)え娘を設けたは三子の命乞い故是非なしとして...
南方熊楠 「十二支考」
...三子礼焉子元成は一に魯町(ろてい)と号して儒となつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...三子榛軒棠助(しんけんたうすけ)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「同年(文化十三子年)十月晦日病死仕候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...第十二第十三は蘭軒の三子柏軒と茶山の養嗣子菅(くわん)三惟繩(ゐじよう)とである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其地之事者常敬策三子被相守...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それゆゑ兄芸庵の第三子円庵を養つて子としたが早世した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...七女幸(さき)の三子五女である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...大坂へは、今朝すぐ使いを出しておいた」「信孝様は、先君の第三子...
吉川英治 「新書太閤記」
...富裕な株式仲買人エイブラハム・リカアドウの第三子として生まれ...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...夫(か)の三子者の言は何如...
和辻哲郎 「孔子」
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