...啻(ただ)に二三子に止らざりしを以て...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...第三子(男であつた)も同じ病氣であつたが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...活東(くわつとう)天仙(てんせん)古閑(こかん)の三子(し)は...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...次に隱岐(おき)の三子(みつご)の島を生みたまひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...星氏の直參と認む可きもの少なからず是れ彼れが全く自由黨員の心を失ひたる證なり彼れと進退を同うするもの恐らくは二三子のみならむ今や彼れの自由黨に於ける位置は殆ど孤立なりとされど彼れに反對するものは悉く除名論者に非ず彼等は決して『星の天下』を爭ふて之を他人に移さむとするものゝみに非ず多數の自由黨員は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...久米宇野山崎の三子余のために三柏葉連中見物の催をなす...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...これまで御足労を煩わしたい――参集の二三子とても...
中里介山 「大菩薩峠」
...三十六そこまでは無事でしたが、その会談が七ツ下りの時分に、二三子のほかに、もう二人、新面(しんがお)の客がはせ加わったことが、神尾主膳にとって運の尽きでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...八十三子供は一番気楽であった...
夏目漱石 「道草」
...三子供たちは、余程急いで歩いたと見えた...
葉山嘉樹 「氷雨」
...黄塔はその第三子なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...権右衛門に三子があつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...正方は伊予守正寧庶出の第三子で正教の弟である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其地之事者常敬策三子被相守...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...墓誌に三子ありとして...
森鴎外 「渋江抽斎」
...第三子が生れようとしているが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...第三子の信孝のほうに多くの資質が認められた...
吉川英治 「新書太閤記」
...三子者(さんししゃ)の撰(よき)に異なり...
和辻哲郎 「孔子」
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