...三女の礼子(れいこ)が帰ってきて...
伊藤左千夫 「老獣医」
...勿論二神の誓約は、風習の反射として、解釈するも宜しく、玉と剱とを、さがみに噛みて、吹き棄つる気噴の狭霧に、三女神、六男神の化生せしは、器物咒力化生の神話なりとも説明し得可からむ...
高木敏雄 「比較神話学」
...三女神の「イダ」に到りしときは...
高木敏雄 「比較神話学」
...僕の第三女が赤痢の模様で今日大学病院に入院したという訳ですがね...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...三女はその後姿を見送つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三女護ヶ島のやうな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...波旬(はじゅん)の三女...
南方熊楠 「十二支考」
...中姫君(三女のなき時も次女は中姫と呼ぶ)には十三絃(げん)の琴をそれに合わせながら始終教えておいでになるために...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...其妻であつた狩谷保古(はうこ)の第三女は生歿の年月が不詳であるらしい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...日野屋の家督を僅(わずか)に二歳になった抽斎の三女棠(とう)に相続させ...
森鴎外 「渋江抽斎」
...三女棠(とう)は山内氏を襲(つ)ぎ...
森鴎外 「渋江抽斎」
...その順序を言えば、長男棠助、長女洲、次女国、三女北(きた)、次男磐(いわお)、四女やす、五女こと、三男信平(しんぺい)、四男孫助(まごすけ)である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...ユノーとミネルウァとウェヌスの三女神の中で...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...三女がおたまさんという才女で...
柳田国男 「故郷七十年」
...いやだ」三女主人は平然と...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...二女のふきや三女のとみについて述べることはないだろうし...
山本周五郎 「季節のない街」
...新朝廷がたの息がかかっているその小宰相をさりげなく三女人のうちに加えていたのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...(小女、右に同じ)三女、九歳...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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