...百姓惣兵衛の三女に有之(これあり)...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...三女の礼子(れいこ)が帰ってきて...
伊藤左千夫 「老獣医」
...喜んで目を細くし口を少しあけた三女狐がそれを見てゐる...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...十三女狩右源太は...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...三女は駕籠屋(かごや)から刀箱を受取って...
中里介山 「大菩薩峠」
...「坊ばも御はなち」と云い出した三女は姉と姉の間から膝を前の方に出す...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...綾之助は三女に生れ...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...波旬(はじゅん)の三女...
南方熊楠 「十二支考」
...二年後に三女のフランチスカが亡くなった...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...三女御の競争になったのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...黒田家では長政の三女龜(かめ)が生れた...
森鴎外 「栗山大膳」
...その順序を言えば、長男棠助、長女洲、次女国、三女北(きた)、次男磐(いわお)、四女やす、五女こと、三男信平(しんぺい)、四男孫助(まごすけ)である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...三女登梅子(とめこ)と...
森鴎外 「安井夫人」
...三女のしづ、あるじは和助といって、船宿経営の手腕は浦粕随一といわれたし、客筋のいいこと、常に繁昌していることも事実であった...
山本周五郎 「青べか物語」
...三人の姉妹の長女で、二女が十二、三女が七つ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...当主を坪右衛門(つぼえもん)と云ひ一男三女を持つ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...瓊宵の三女神を娘娘と云ふので...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...花嫁は、明智家の三女で、時まだ十六の蕾(つぼみ)であったが、やがて細川家の内室、ガラシヤ夫人といえば、垣間見(かいまみ)たこともない者までが、美人だそうな――と噂した...
吉川英治 「新書太閤記」
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