...三助(さんすけ)だって湯殿に附属した道具ではありません...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...三助が肩を叩く気持のいい音が聞えてきた...
高見順 「如何なる星の下に」
...三助から段々湯屋の主人に立身しようとして居る人間も随分あるといふ事だ...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...大きな宿屋などの三助ででもあれば...
寺田寅彦 「備忘録」
...「色が黒いって、福の神は、大黒天って、こら、三助...
直木三十五 「南国太平記」
...医者の方では桑原騰庵……天然理心流の近藤三助...
中里介山 「大菩薩峠」
...この三助は、背中を流すに片手をつかっている、左手だけしか使わない、最初のうちは勝手だろうと考えていたが、変ですから、不破の関守氏が気をつけて見ると、手んぼうなんです...
中里介山 「大菩薩峠」
...其所(そこ)に一人(ひとり)の骨骼(こつかく)の逞ましい三助(さんすけ)がゐた...
夏目漱石 「それから」
...あとは三助(さんすけ)にくれるのだそうです...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...石原の利助を三助にするなんざア...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...身をかわして右手を挙げると一枚の青銭流星のごとく飛んで三助の拳(こぶし)を打ちます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昔恩になった方への義理――」三助は獰猛(どうもう)な面構えに似気なく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三助にも見当は付きません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三助(ばんとう)の通路から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「三助さんは能登だってネ」「そうでございますよ」「能登では獣や鳥を取るのにはどうするんだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...松助の下男三助、生真面目にてよし...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...片市と松助の涎(よだれ)くりと三助とを評せしは大利口なり...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...三助になろうか――と...
蘭郁二郎 「足の裏」
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