...お湯やの三助(さんすけ)さんや...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...――N旅館の三助君...
種田山頭火 「其中日記」
...大きな宿屋などの三助ででもあれば...
寺田寅彦 「備忘録」
...また一人は旅行中宿屋の風呂(ふろ)の流しで三助からその土地の一般的知識を聞き出すのが最も有効でまた最も興味があるというのである...
寺田寅彦 「備忘録」
...二十年の三助生活が彼をその様な変質者にしたのか...
富田常雄 「刺青」
...いつこの三助、私の大阪生れを知ってるのだろうと「東京と同じだよ」と、答えると「私は、これで、戦争に行って、約半ヶ年あっちにおりましたよ」あれ、又、支那人かと、これは二度目だけに、私も、自分の顔の支那出来を、肯定しなくてはならんようになった...
直木三十五 「死までを語る」
...甘んじて三助の役目をさせながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...其所(そこ)に一人(ひとり)の骨骼(こつかく)の逞ましい三助(さんすけ)がゐた...
夏目漱石 「それから」
...三助(さんすけ)に垢擦(あかすり)を掛けさせている時分になって...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...何と言ったって――」三助は急に口を緘(つぐ)みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...釜(かま)前に居た三助(ばんとう)の丑松(うしまつ)は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三助の丑松は一度番所に引かれましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「三助さんは能登だってネ」「そうでございますよ」「能登では獣や鳥を取るのにはどうするんだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...片市と松助の涎(よだれ)くりと三助とを評せしは大利口なり...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...わたくしは朽木(くちき)三助と云ふ人の書牘(しよどく)を得た...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...池田三助も供に加えられた...
吉川英治 「新書太閤記」
...「右府様のお立寄りですぞ」先に駈け出していた池田三助が扉を排(お)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...基理蘇督(キリスト)の像か何か三助は知らない...
吉川英治 「新書太閤記」
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