...この初陣(ういじん)の功名に乗じて続いて硯友社の諸豪と轡(くつわ)を駢(なら)べて二作三作と発表したなら三唖もまた必ず相当の名を成して操觚(そうこ)の位置を固めたであろうが...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...あの三作で文人としての名を残すのは仮令(たとい)文人たるを屑(いさぎよ)しとしなくてもまた遺憾であったろう...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...マスクの裏に記された「弦三作(げんぞうさく)」の銘(めい)に気がついたなら...
海野十三 「空襲葬送曲」
...右に続いて第三作『三角形の秘密』を書いた...
海野十三 「『地球盗難』の作者の言葉」
...三作中、これが一番マシであるように思う...
海野十三 「『地球盗難』の作者の言葉」
...時にはこれを探偵小説に組立てて書いたこともあつた(海野十三作“暗號數字”)...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...時にはこれを探偵小説に組立てて書いたこともあった(海野十三作『暗号数字』)...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...畑の面積は十七町に過ぎざれど、芋、麥、黍の三作を得て、島民は農のみにて生活するに餘りあり...
大町桂月 「沖の小島」
...だからこの三作用を截然(せつぜん)と区別するのは全く便宜上(べんぎじょう)の抽象である...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...無論この三作用は元来独立しておらんのだから...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...意の三作用が働く場合でこれを分って...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...エラリイ・クイインの三作...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...この三作に反し、「奉教人の死」(大正七年)「きりしとほろ上人傳」(大正八年)はフイニツシユした作品である...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...以上の三作の中にも感じられるこの輕蔑に近い憐憫を...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...その間に「慈母観音」「圓太郎馬車」「弟子」とさらに圓朝をめぐる三作を私は得た...
正岡容 「小説 圓朝 あとがき」
......
正岡子規 「墨汁一滴」
...二作、三作、ましてそれで儲かって書きつづけてゆく作品のモティーヴになってはいない...
宮本百合子 「新しい文学の誕生」
...この巻の三作品の中では最も古い...
三好十郎 「「廃墟」について」
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