例文・使い方一覧でみる「三伏」の意味
スポンサーリンク...盛夏三伏（さんぷく）の頃ともなれば... 
泉鏡花 「一景話題」
...桐の葉いまだ秋を告げざる三伏の夕べ...
大町桂月 「日月喩」
...三伏のあつさもこの一雨に洗はれて...
大町桂月 「八鹽のいでゆ」
...三伏（さんふく）の旱（ひでり）にも乾（かわ）く事なき清流水（せいりうすゐ）也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...況（いはん）や山林幽谷（さんりんいうこく）の雪は三伏の暑中にも消ざる所あり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...小兵といふ条、十二束三伏、弓はつよし、鏑は浦響くほどに長鳴して、過たず扇の要ぎは一寸ばかり置いて、ひいふつとぞ射切つたる...
太宰治 「右大臣実朝」
...三伏（さんぷく）の炎熱...
太宰治 「二十世紀旗手」
...雷鳴驟雨三伏の時※に似たり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...あたかも三伏（さんぷく）の日に照りつけられた焼石が...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...恰も三伏の日に照り附けられた燒石が...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...三伏ニハ唯ダ世俗ニ随ヒ...
※［＃「さんずい＋（壥−土へん−厂）」、第3水準1-87-25］上漁史 「土用干ノ記」
...濃い椰子の影との三伏の風景であり...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...それらきのふまでの街頭歌曲の寵児たちは九夏三伏の酷熱裡を或は南方の野に転戦したり...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...後には三伏の暑気灼くが如き中に（風又は水等のために）特に涼しく感ずるの意に変じたるなり...
正岡子規 「すゞし」
...句意は三伏（さんぷく）の暑き天気にかわきたる咽元（のどもと）を濡（うるお）さんと冷たき水を飲めば...
正岡子規 「俳諧大要」
...件（くだん）の五人張に十五束三伏（みつぶせ）...
南方熊楠 「十二支考」
...あるいは十三束三伏（みつぶせ）などといって...
山本周五郎 「日本婦道記」
...灼（や）きつくような三伏の道を...
吉川英治 「篝火の女」
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