...三々五々で遊びに行こうよ...
...クラスメイトが三々五々先生に質問している...
...友達が三々五々話し込んでいるので、静かにしていよう...
...三々五々に分かれて、探検しよう...
...パーティーでは三々五々で話をして、楽しんだ...
...折節(おりふし)ロンドンの子女(しじょ)は春のさかりの梨(なし)の花や日本から移された桜の花の咲いておる中に三々五々歩を運んでおりましたが...
高浜虚子 「俳句への道」
...歩いて峠を越そうと覚悟をきめて三々五々...
太宰治 「服装に就いて」
...まことに久しぶりのお接待!信心遍路さんが三々五々ちらほらと巡拝してゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...三々五々ここへ出て来る...
永井隆 「長崎の鐘」
...ところへ将軍と共に汽車を下りた兵士が三々五々隊を組んで場内から出てくる...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...行路(こうろ)の人は三々五々...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...女子供が三々五々群れて...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...痛うも、痒(かゆ)うもねえとじゃ」「人間と思うちょらん」大籠、モッコ、ロープ、バイスケ、などの置いてある、石炭でよごれた岸壁附近で、沖仲仕たちは、三々五々、しきりと、評定をする...
火野葦平 「花と龍」
...三々五々赤毛布(あかげっと)にくるまりつつ船中に寝転ぶ者あるを見たりき...
福田英子 「妾の半生涯」
...三々五々散って行った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...春暖漸(ようや)く催し草木僅(わず)かに萌芽(ほうが)を放ち菜黄(さいこう)麦緑(ばくりょく)の間に三々五々士女の嬉遊(きゆう)するが如き光景をも聯想せしむるなり...
正岡子規 「俳諧大要」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...吾々は三々五々、折を見出しては各地に品物を漁(あさ)った...
柳宗悦 「民藝四十年」
...三々五々、諸大名も散らかった...
吉川英治 「私本太平記」
...そこへ鳴海から、惨(みじ)めな騎馬武者や徒士(かち)の兵が、三々五々、逃げくずれて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...わざと三々五々(さんさんごご)...
吉川英治 「新書太閤記」
...と、闘志を失った池田の士卒は、三々五々、田のあぜ、山の小道、林や湿地のあいだなど、道をえらばず、潰走(かいそう)していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...その情熱は、このお歌のうちにひそむ深意を拝察して、その反歌に、醜草(しこぐさ)の いやはびこるも醜花(しこばな)の 咲き狂ふとて御門(みかど)守(も)る われら防人(さきもり)つたへもつ天(あま)の衛府太刀(ゑふたち)すめらぎの御土(みつち)ぞ御国(みくに)まかすべき醜(しこ)の世(よ)腐(す)えに根(ね)刈(か)りつくして菊植ゑん 白菊のはな誰が作ったのか、こう長歌めいたことばに、おのずからな節をつけて、三々五々、水戸の城下を横刀闊歩(おうとうかっぽ)、一頃(ひところ)は高唱して憚(はばか)らなかったこともある...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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