...三々五々で遊びに行こうよ...
...クラスメイトが三々五々先生に質問している...
...友達が三々五々話し込んでいるので、静かにしていよう...
...三々五々に分かれて、探検しよう...
...パーティーでは三々五々で話をして、楽しんだ...
...藤判官(とうほうがん)の屋敷から、引き揚げてきた偸盗(ちゅうとう)の一群は、そのやみの中にかすかな松明(たいまつ)の火をめぐりながら、三々五々、あるいは立ちあるいは伏し、あるいは丸柱の根がたにうずくまって、さっきから、それぞれけがの手当てに忙(いそがわ)しい...
芥川龍之介 「偸盗」
...比島兵は柵外の警備、米国兵も遊びに来てはいけないことになっていたのだが、とにかく入口のすぐ右手にテントがあるので、三々五々、入って来ては、何だかんだと賑やかに騒ぐものもあった...
石川欣一 「比島投降記」
...三々五々時に其の窮北不毛の故島に返り去る...
宇野浩二 「それからそれ」
...目をむけると、三々五々、兵たちが居住区に戻って来る...
梅崎春生 「桜島」
...三々五々帰り去った...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...よく三々五々打連れて蕨(わらび)や栗を採りに登る山であった...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...まことに久しぶりのお接待!信心遍路さんが三々五々ちらほらと巡拝してゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...蝉捕の児が三々五々やつてくる...
種田山頭火 「其中日記」
...三々五々散らばつて行つたのである...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...夜は次第に更けて夜櫻の下で浮れてゐた人々も三々五々家路に就く...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...その心得で三々五々目立たぬように行ったものである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...座中ややもすれば三々五々の群(ぐん)を成して...
福沢諭吉 「日本男子論」
...三々五々散って行った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...外国の水夫が三々五々歩き廻っていた...
牧逸馬 「上海された男」
...三々五々群れをなして散って行く...
松濤明 「春の遠山入り」
...三々五々講堂から立ち去る時の大部分の学生の顔には或る焦立たしさ...
「海流」
...三々五々とかたまり合って...
吉川英治 「新書太閤記」
...と、闘志を失った池田の士卒は、三々五々、田のあぜ、山の小道、林や湿地のあいだなど、道をえらばず、潰走(かいそう)していた...
吉川英治 「新書太閤記」
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