...熊笹は人の身の丈を没すという深さ...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...兄丈太郎から貰ったものの外に...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...丈五郎の魔手にかかる様なことはなかった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...丈五郎は真青になって...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...兄さんは、大丈夫、大丈夫と気軽に言うが、兄さんは自分で楽に入学できたものだから、他のひとも楽に入(はい)れるものと思っているらしい...
太宰治 「正義と微笑」
...田舎者ではありますけれども、体格は頑丈だし、品行は方正だし、そう云っては可笑(おか)しいが男前も普通であるし、会社の信用もあったのですから、誰でも喜んで世話をしてくれたでしょう...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...――大丈夫間違はあるまいね」「大丈夫さ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...しかし私が休暇で帰省する度に、背丈も伸び、姿態にも女らしさが加わり、初心に、直ぐ顔を染めるようにもなった...
外村繁 「澪標」
...忽(たちま)ち心丈夫な気になってしまった...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...H山中の惨事×月×日午前八時ごろK県H山中S村役場の小使某が所用あってH国道をN方面に向って徒歩で行く途中国道より十数丈の崖下に自動車らしきもの半ばS川に沈んでいるを発見し急いで駐在所にかけつけかく告げたので係官出張人夫等と崖下に下り漸く午後一時ごろ自動車をS川岸へ引き上げ取調べた所中に一人の青年紳士が頭部顔面を粉砕されその他外傷数ヶ所を負い死んでいるのを発見したが目下身許調査中である...
浜尾四郎 「死者の権利」
...銀の丈長を巻いて髪結のすきてから桃割れに結つて貰ひました...
林芙美子 「小さい花」
...丈高く堂々たる男で...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「沈黙」
...M町はY町((ママ))と山一重越した丈の事であったけれ共...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...お母さんには御丈夫な上にも丈夫でいていただかねばなりませんから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大した丈夫(じょうぶ)な荷造りにもおよばず...
柳田国男 「母の手毬歌」
...大丈夫かね」「ああ」栄二は咳(せき)をして答えた...
山本周五郎 「さぶ」
...「大丈夫だよ、心配することはないよ」とさぶは繰返し云った、「小舟町だって夏場はひまだった、毎年こんなふうだったじゃないか、すず風が吹きだせばいそがしくなるよ」「おれは心配なんかしてやしない」そう云って栄二は笑った、「なんだって初めからとんとん拍子にいくもんじゃあないさ、おめえは苦労性だな」これなら寄場のほうがよかった...
山本周五郎 「さぶ」
...西して五丈原(ごじょうげん)へ出れば...
吉川英治 「三国志」
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