...「万般のうま味を備える」...
...いろいろな種類の物事。「万般多忙」...
...あらゆるもの。「万般の物」...
...「万般手段を講じる」...
...「彼女には万般のご加護があります」...
...種田氏は万事万般に気をくばり...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...今日でもなお民族性が会戦指揮方針のみならず軍事の万般にわたり相当の影響を与えつつある事を見るのである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...この中枢たる脳細胞を活動せしめて開展したる吾人の万般の事業は...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...万般の事、謙虚自ら処(お)り、勉めて他の長を取り自己の短を補えば、其処(そこ)に高き文明と低き文明との調和が成り、それが日常の実生活の上に現れて、富裕を致し、国運も隆昌になる...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...それから入院費用の事やその他万般に就いて日本新聞社から依頼されていた事を黄塔君はすべて余に一任した...
高浜虚子 「子規居士と余」
...建築内部の設計装飾等の万般について計画をしておられまして...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...今もし各国万般の製造事業のありさまを見んと欲せば左表のごとし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...万般の疑惑にとらえられ何をなしてるかもよくわからないでただ旧慣にしたがって首を切っているということが...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...印刷機械其他万般の修理復興や...
豊島与志雄 「落雷のあと」
...現代西洋風の制度は政治法律教育万般のこと尽(ことごと)くこれに等しい...
永井荷風 「日和下駄」
...各(おのおの)死憤の勢ありて小吏等万般説諭なせどもなかなかに鎮まらず...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは凡(およ)そ考え得る万般の注意を払われたにもかかわらず...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...葬儀万般弊社が取りはからいまして...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...演奏場などその他万般の設備を遺憾なく整え...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...人事的とは人間万般の事物を詠じ...
正岡子規 「俳諧大要」
...だが万般の事象は皆同じ法のもとに育(はぐく)まれているのである...
柳宗悦 「工藝の道」
...私共が引受けて万般の準備を整えたい考えでおります...
夢野久作 「爆弾太平記」
...市政万般の公事(くじ)を裁決して...
吉川英治 「大岡越前」
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