...「万般のうま味を備える」...
...いろいろな種類の物事。「万般多忙」...
...あらゆるもの。「万般の物」...
...「万般手段を講じる」...
...「彼女には万般のご加護があります」...
...万般の学問を愛すべし...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...その周囲の万般の状況も同一にならなくてはならないと云ふのである...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「笑」
...種田氏は万事万般に気をくばり...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...社会万般の現象は...
井上円了 「おばけの正体」
...万般に亙(わた)って能(よ)く研究したならば...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...建築内部の設計装飾等の万般について計画をしておられまして...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...あわせて社会万般のことにもその感化を及ぼすものなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...それから生ずる万般の群象を...
中井正一 「美学入門」
...各(おのおの)死憤の勢ありて小吏等万般説諭なせどもなかなかに鎮まらず...
中里介山 「大菩薩峠」
...万般ノ事物...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...竹内の四人が前日から泊りこんで万般の準備にとりかかった...
久生十蘭 「玉取物語」
...この牛君……牛様に武芸万般を仕込んでぜひともヘルキュレスを闘技場(アレエヌ)の砂に埋葬しようという...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...葬儀万般弊社が取りはからいまして...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...大に眼を開いて万般の事象特に人間界の種々相に歌材を求める時代がその内には来ようから...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...演奏場などその他万般の設備を遺憾なく整え...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...肥え太つた万般の事の上に働いた知性の表れの一面でもあるのをよく教へられる...
水野葉舟 「言文一致」
...ゴシック時代の渾然(こんぜん)たる万般の統一について語る必要はないであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...その他万般のことが支那風であるのに...
柳宗悦 「工藝の道」
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