...八万法蔵(はちまんほうぞう)十二部経中(じゅうにぶきょうちゅう)の悪鬼羅刹(あっきらせつ)の名前ばかり...
芥川龍之介 「俊寛」
...如何(いか)に万法(ばんぱふ)は流転(るてん)するとはいへ...
芥川龍之介 「本所両国」
...如何に万法は流転するとはいえ...
芥川龍之介 「本所両国」
...「万法流転」といふ語(ことば)を書きつけたが...
薄田泣菫 「茶話」
...万法即真如の義理を信ずる心を起さしめんがためにお作りになったものだそうでございまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...万法一に帰す、一いずれの所にか帰すというような禅学の公案工夫に似たものを指定しなければならんようになります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...硬貨百万法で買い落し...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...ウィンナムという英国の婦人が一夜のうちに二十万法(フラン)勝ちあげ...
久生十蘭 「黒い手帳」
...つまり二十万法(フラン)を持ってモンテ・キャアロに参りました...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...二十五万法(フラン)勝って一度に二十五万法すっちまったら...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...十五万法と定価がついていた...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...お寺では 梅咲く日羅浮の仙女となりて入る万法帰源院の門かな 梅散るや放生会など行はゞをかしかるべき大寺の池 などの作がある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...万法帰一から脱体したものであらうが唯恐れ入る外はない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...何万法(フラン)か出して買って来た世界第一...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...万法明らかに私の中にも棲みたまう筈だのに...
横光利一 「夜の靴」
...「万法流転」が人生の「常住の相」であるという大乗的楽観に立つことが出来ず...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
...確(たしか)に十五万法(フラン)の金を会社から受取りました...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...ボラングレーとの文書は四万法渡さねば取引しないと嚇しつけた...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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