...長野県にある「八万治温泉郷」は、素晴らしい景色が広がっている...
...町家の二階では灯(あかり)を点けてならぬことになっているはずだが――」万治(まんじ)三年(一六六〇)は正月から大火があって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ついに万治三年の二度目の切支丹大検挙となったのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大門通りは名のごとく万治の昔...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...横山町一丁目の出雲(いずも)寺万治郎(まんじろう)以下この道の老舗(しにせ)がある...
服部之総 「武鑑譜」
...武鑑でおなじみの須原屋茂兵衛や出雲寺万治郎が販売書林として名をつらねている『改正官員録 甲』という一冊もここにある...
服部之総 「武鑑譜」
...万治元戊戌年(つちのえいぬのとし)十二月二日に候えば...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...万治三年八月に二歳で家督し...
森鴎外 「椙原品」
...――去年(万治二年)三月の出生にて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...万治四年(この年四月に「寛文」と改元)の正月二十日に...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...たぶん寛文ときまるだろうと聞いた」――すると万治は三年で終るわけですな...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「なにが」――綱宗さまは万治元年に御相続あそばされ、去年の秋には御逼塞(ごひっそく)の沙汰が出ました、そうしていま年号が変る、万治という年は、綱宗さまを世に出し、また御隠居させるためにあったように思われます...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...万治三年七月十九日夜...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「万治三年の大変のときに殺された...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...万治の事は諸藩に知れておりますから...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...万治の騒ぎ、殊に暗殺事件については、その後いろいろと批判が出ていたので、脱走の件も咎(とが)めなしということで片がついた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...すでに万治の例がある...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...万治以来の出来事がどういう意味をもっているか...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...世潮はとうとうと華奢(かしゃ)淫逸へながれてゆくのを見ながら、承応(じょうおう)、万治(まんじ)、延宝(えんぽう)などのあいだは、一般にただ懐疑的であったといえる...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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