...即ち嘉永(かえい)万延(まんえん)以来あまり進歩してはゐないらしい...
芥川龍之介 「日本の女」
...璃寛が万延元年道頓堀筑後の芝居で...
薄田泣菫 「茶話」
...三年は安政三年の大暴風――八歳の時は万延元年で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...万延(まんえん)元(がん)(一八六〇)年(ねん)一月(がつ)十九日(にち)...
高山毅 「福沢諭吉」
...○万延元年、安藤対馬守老中となる...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...万延元年(この小説の時代より五六年前)幕府が...
中里介山 「大菩薩峠」
...咸臨丸はその時(万延(まんえん)元年正月...
服部之総 「咸臨丸その他」
...両人の死後、万延、文久の行動期を迎えて、松門遺弟は全力を挙げ活躍するが――『リセランド窮理書』を資金五両に替えて不如意を嘆じた玄瑞などもやがて脱藩の要もなく藩論を握り、祇園(ぎおん)町に美声と智謀を謳われる身分となるのは、一面前出宍戸九郎兵衛、周布政之助(すふまさのすけ)、桂小五郎(かつらこごろう)といった一連の近代的政策力をもつ建設派新官僚の支持によるが、他面――むしろ決定的に――全国「草莽(そうもう)義徒」の組織された圧力を代表することができたからである...
服部之総 「志士と経済」
...同書は万延元年の出版で...
穂積陳重 「法窓夜話」
...それからの日々は、安政、万延、文久、元治、と、聞くだけでも多事である...
本庄陸男 「石狩川」
...これに代って曩(さ)きに支那から我邦に渡来した『植物学』の書(多分我が万延...
牧野富太郎 「植物記」
...万延元年紀州藩に仕へた時は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...万延元年の「武鑑」は...
森鴎外 「渋江抽斎」
...井伊大老が殺された万延元年に生まれたが...
柳田国男 「故郷七十年」
...元来あの蔵元屋は昔からこの万延寺でも一番上等の檀家で御座いましつろうがなあ和尚さん」「ヘエヘエ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...万延寺の本堂と背中合わせにして一軒の非人小舎(ごや)がある...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...万延寺境内に逼塞(ひっそく)し...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...万延(まんえん)元年のこの日は...
吉川英治 「旗岡巡査」
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