例文・使い方一覧でみる「万々一」の意味


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...万々一、実家(さと)の親が困窮して、都合に依って無心合力(ごうりょく)でもしたとする...   万々一、実家の親が困窮して、都合に依って無心合力でもしたとするの読み方
泉鏡花 「婦系図」

...(万々一あったとしたら...   (万々一あったとしたらの読み方
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」

...万々一、マドロスが、あの轍(てつ)を踏んで、あの時とは場合も違うし、清吉と、マドロスとは、性格に於ても比較にならないが、それでも、万々一……清吉のことを考え出してみると、駒井も、マドロスのために不安がこみ上げて来ました...   万々一、マドロスが、あの轍を踏んで、あの時とは場合も違うし、清吉と、マドロスとは、性格に於ても比較にならないが、それでも、万々一……清吉のことを考え出してみると、駒井も、マドロスのために不安がこみ上げて来ましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...我々の生活がわかってさえもらえば、好んで周囲を悪くするものはないはずですから、万々一、そういう人は、この社会を離れてさえもらえばよろしい...   我々の生活がわかってさえもらえば、好んで周囲を悪くするものはないはずですから、万々一、そういう人は、この社会を離れてさえもらえばよろしいの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...正直と馬鹿力が取得のガラッ八が、万々一、その頃の岡っ引の習慣に引摺り込まれて、うっかり役得でも稼ぐ気になったら、貧乏と片意地を売物にしてきた、平次の顔は一ぺんに潰(つぶ)れることでしょう...   正直と馬鹿力が取得のガラッ八が、万々一、その頃の岡っ引の習慣に引摺り込まれて、うっかり役得でも稼ぐ気になったら、貧乏と片意地を売物にしてきた、平次の顔は一ぺんに潰れることでしょうの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...万々一暮しに困るとか...   万々一暮しに困るとかの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...お前の二の腕が見たいのだよ」「まア」「万々一だよ...   お前の二の腕が見たいのだよ」「まア」「万々一だよの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...万々一これに仕掛けて...   万々一これに仕掛けての読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...――万々一お小夜がどうかすると?」「そんなことは考えても見ませんよ」金之助は向っ腹を立てたらしく...   ――万々一お小夜がどうかすると?」「そんなことは考えても見ませんよ」金之助は向っ腹を立てたらしくの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...だが万々一内壁まで破れるような椿事(ちんじ)が起った場合には?――というので...   だが万々一内壁まで破れるような椿事が起った場合には?――というのでの読み方
服部之総 「黒船前後」

...万々一鶴子嬢の自殺の件が漏洩するようなことがございましょうとも...   万々一鶴子嬢の自殺の件が漏洩するようなことがございましょうともの読み方
久生十蘭 「魔都」

...こののち万々一も外国人雑居などの場合に及び...   こののち万々一も外国人雑居などの場合に及びの読み方
福沢諭吉 「学問のすすめ」

...万々一、今日やまと新聞の附録あたりに保存されてゐるならば、講談と人情噺と浪花節と歌舞伎との「天保六花撰」の差違を詳しく研究、後人にのこしておき度いと考へてゐる...   万々一、今日やまと新聞の附録あたりに保存されてゐるならば、講談と人情噺と浪花節と歌舞伎との「天保六花撰」の差違を詳しく研究、後人にのこしておき度いと考へてゐるの読み方
正岡容 「下谷練塀小路」

...(b)ところで万々一...   ところで万々一の読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...わたしの気分が万々一わたしの生きている間にどこぞの君子人(オネトム)のお気にかなうようなことになるなら...   わたしの気分が万々一わたしの生きている間にどこぞの君子人のお気にかなうようなことになるならの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...いわゆる万々一の場合...   いわゆる万々一の場合の読み方
柳田国男 「木綿以前の事」

...万々一にも一ノ関さまが非分となれば...   万々一にも一ノ関さまが非分となればの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...内蔵助はやや黙考していたが、『万々一、そうした事の起った場合は、一同、静粛(せいしゅく)に御吟味を願い出で、赤穂引渡し以後の始末、われ等の衷心(ちゅうしん)、ただ真直(まっすぐ)に申し出るほかはござるまい』忠左衛門も、原惣右衛門も、『然るべしと思います』と、同意を添える...   内蔵助はやや黙考していたが、『万々一、そうした事の起った場合は、一同、静粛に御吟味を願い出で、赤穂引渡し以後の始末、われ等の衷心、ただ真直に申し出るほかはござるまい』忠左衛門も、原惣右衛門も、『然るべしと思います』と、同意を添えるの読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

「万々一」の読みかた

「万々一」の書き方・書き順

いろんなフォントで「万々一」


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二極   孤独を恐れず   変化のない  

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