例文・使い方一覧でみる「万々一」の意味


スポンサーリンク

...万々一、実家(さと)の親が困窮して、都合に依って無心合力(ごうりょく)でもしたとする...   万々一、実家の親が困窮して、都合に依って無心合力でもしたとするの読み方
泉鏡花 「婦系図」

...其出処進退の巧みなるに至ては遠く彼に及ばざるもの洵に此れが為なり余は彼が未来の運命を予言し得るものに非ず何となれば政界今後の未来は容易に予言し得るものならざればなり若し万々一大隈をして失敗を再びせしめ...   其出処進退の巧みなるに至ては遠く彼に及ばざるもの洵に此れが為なり余は彼が未来の運命を予言し得るものに非ず何となれば政界今後の未来は容易に予言し得るものならざればなり若し万々一大隈をして失敗を再びせしめの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...万々一非常に不幸な場合になったとしても近世文明の精神と世界国際の関係とは独り一国をして斯の如き悲境に立至らしめる事はあるまいと云うような気がした...   万々一非常に不幸な場合になったとしても近世文明の精神と世界国際の関係とは独り一国をして斯の如き悲境に立至らしめる事はあるまいと云うような気がしたの読み方
永井荷風 「花火」

...ここに五十になった紀((ママ))念の意味で少々死後のことを書いて置いて万々一の用心にし...   ここに五十になった紀)念の意味で少々死後のことを書いて置いて万々一の用心にしの読み方
中里介山 「生前身後の事」

...万々一そんな事が大公儀の耳へ入ったら...   万々一そんな事が大公儀の耳へ入ったらの読み方
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」

...と申すのは、お染をベアトリーチェにして、その神聖な記憶を胸に畳んだまま、ブラジルへ逃避しようとした藤波金三郎が、斯(こ)んなことからフト恐ろしい誘惑に打ち負かされ、万々一にも、ベアトリーチェの神聖を冒涜するような事があっては、二十五歳まで童貞を守り続けて来た自分の精進も、日本を見限ってブラジルへ行こうとした決心も、たった一ぺんに土崩瓦解しそうに思えてならなかったのです...   と申すのは、お染をベアトリーチェにして、その神聖な記憶を胸に畳んだまま、ブラジルへ逃避しようとした藤波金三郎が、斯んなことからフト恐ろしい誘惑に打ち負かされ、万々一にも、ベアトリーチェの神聖を冒涜するような事があっては、二十五歳まで童貞を守り続けて来た自分の精進も、日本を見限ってブラジルへ行こうとした決心も、たった一ぺんに土崩瓦解しそうに思えてならなかったのですの読み方
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」

...漏らしてはならぬぞ、万々一、人の耳に入ったら最後、江戸中の騒ぎにならずには済むまい」「ヘエ――」笹野新三郎は自分も膝行(いざ)り寄って、平次を小手招(こてまね)ぎました...   漏らしてはならぬぞ、万々一、人の耳に入ったら最後、江戸中の騒ぎにならずには済むまい」「ヘエ――」笹野新三郎は自分も膝行り寄って、平次を小手招ぎましたの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...正直と馬鹿力が取得のガラッ八が、万々一、その頃の岡っ引の習慣に引摺り込まれて、うっかり役得でも稼ぐ気になったら、貧乏と片意地を売物にしてきた、平次の顔は一ぺんに潰(つぶ)れることでしょう...   正直と馬鹿力が取得のガラッ八が、万々一、その頃の岡っ引の習慣に引摺り込まれて、うっかり役得でも稼ぐ気になったら、貧乏と片意地を売物にしてきた、平次の顔は一ぺんに潰れることでしょうの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...万々一死相が本当にしても人間の面(つら)は暦じゃねえ...   万々一死相が本当にしても人間の面は暦じゃねえの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...万々一これに仕掛けて...   万々一これに仕掛けての読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...こののち万々一も外国人雑居などの場合に及び...   こののち万々一も外国人雑居などの場合に及びの読み方
福沢諭吉 「学問のすすめ」

...万々一も之(これ)を犯す者はない...   万々一も之を犯す者はないの読み方
福澤諭吉 「福翁自伝」

...それでいけないッたらまたそのときはそのときのことだ」万々一...   それでいけないッたらまたそのときはそのときのことだ」万々一の読み方
正岡容 「小説 圓朝」

...ひとりで行って万々一妙なことになるといけませんから...   ひとりで行って万々一妙なことになるといけませんからの読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

...誠に万々一之御備に漢科之者御供被仰付候儀と奉存候...   誠に万々一之御備に漢科之者御供被仰付候儀と奉存候の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...(b)ところで万々一...   ところで万々一の読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...万々一にも一ノ関さまが非分となれば...   万々一にも一ノ関さまが非分となればの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...ちがいはない!だが――万々一...   ちがいはない!だが――万々一の読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

「万々一」の読みかた

「万々一」の書き方・書き順

いろんなフォントで「万々一」


ランダム例文:
なかごろ   宝物集   投機をやる  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

便利!手書き漢字入力検索

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
大東亜戦争   信賞必罰   蝦夷富士  

スポンサーリンク

トップへ戻る