...夜を徹し六七里の夜道をてくらなければならなかった...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...大橋より粕壁町の入口まで七里十一町あり...
大町桂月 「粕壁夜行記」
...七里ヶ浜恵風園に入院中の作である)おくったものである...
高見順 「死の淵より」
...ここから七里小浜近くまで行かない限り...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...七里を北といへば足利(あしかが)ではないか...
田山花袋 「田舎教師」
...いわゆる「七里の江山犬羊に附す」と叫びしが如き...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...南北の最長約七里...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...嶺岡山脈の大半を占める牧牛場――周囲は十七里十町余...
中里介山 「大菩薩峠」
...熱田を七里の渡しの渡頭(ととう)まで行って...
中里介山 「大菩薩峠」
...それというのは、海が見とおせるからのことで、見渡す限りの海のいずれにも黒船を想わせる黒点は無く、夜も眠られないという蒸気船の影なんぞは更に見えないで、寝覚の里も、七里の渡しも、凪(な)ぎ渡った海気で漲(みなぎ)り、驚こうとしても、驚くべきまぼろしが無いのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして七里の渡しの岸頭から...
中里介山 「大菩薩峠」
...七里潔灰(しちりけっぱい)(結界(けっかい))で」「涼み船でお政を助けた船頭が解ったか」「こいつは大手柄でしたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...勝沼よりの端書一度とどきて四日目にぞ七里(ななさと)の消印ある封状二つ...
樋口一葉 「ゆく雲」
...江戸からわずか七里ばかりの自分の郷里へも...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...六七里四方にこれ程の五葉はありません...
横瀬夜雨 「五葉の松」
...七里ヶ浜も東で切れた磯山の松風の中...
吉川英治 「私本太平記」
...七里とはないぞ」一行はへトヘトに疲れていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...七里ヶ浜をいそいで...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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