...寄(よ)せてはかえす七里(り)ヶ浜(はま)の浪打際(なみうちぎわ)の貝拾(かいひろ)いも私(わたくし)の何(なに)より好(す)きな遊(あそ)びの一(ひと)つでございました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...海(うみ)を去(さ)る事僅(わづか)に七里ゆゑに魚類(ぎよるゐ)に乏(とぼ)しからず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...堤七里に行きくれて...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...七里ヶ浜の磯(いそ)づたい...
太宰治 「虚構の春」
...やがて別れて六七里も行ったところで...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...・ぜんまい ・おばぜり五月三日晴、行程七里、下関市、岩国屋(三〇・中)よい日だつた、よい道づれもあつた、十一時頃小倉に入つた、招魂祭で人出が多い、とても行乞なんか出来さうになし、また行乞するやうな気分にもなれないので、さらに門司まで歩く、こゝから汽船で白船居へ向ひたいと思つてゐたのに、徳山へは寄港しないし、時間の都合もよくないので、下関へ渡つていつもの宿へおちつく、三時前とはあまりに早泊りだつた...
種田山頭火 「行乞記」
...行程七里...
種田山頭火 「行乞記」
...「長崎之圖」の奧附のそばに、當時の國内航路とでもいふべき海上里程が誌されてあつて、江戸へ四百七十里、京都へ二百四十八里、大阪へ二百三十五里、薩摩へ九十七里、對馬へ九十九里半などとなつてゐる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...明日は七里の渡しをして桑名まで行くというので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...七里半あたりのところまで進みつつありながらの...
中里介山 「大菩薩峠」
...まっしぐらに宮の七里の渡し場めがけて走っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...それというのは、海が見とおせるからのことで、見渡す限りの海のいずれにも黒船を想わせる黒点は無く、夜も眠られないという蒸気船の影なんぞは更に見えないで、寝覚の里も、七里の渡しも、凪(な)ぎ渡った海気で漲(みなぎ)り、驚こうとしても、驚くべきまぼろしが無いのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...七里ガ浜や江の島が...
野村胡堂 「胡堂百話」
...七里が浜の恵風園療養所に入院したことがある)十一月十七日私の大好きな...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...七里ヶ浜大馬揃いの盛観の中にあって...
吉川英治 「私本太平記」
...ほど近い七里ヶ浜より...
吉川英治 「私本太平記」
...この峠は上下七里の間...
若山牧水 「樹木とその葉」
...七里の間すべて神代ながらの老樹の森の中をゆくのである...
若山牧水 「樹木とその葉」
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